★春を探しに★シリーズ全10回(2023年3月~4月)
36)2023/4/14~16 下越編②★櫛形山脈(オオバキスミレ/ギフチョウ) →ヤマレコ
35) 下越編①★臥牛山/能化山(イチリンソウ) →ヤマレコ
34)2023/4/8 長野編★鞍骨山(バイモ) →ヤマレコ
33)2023/3/31 茨城編★難台山(カタクリ) →ヤマレコ
32)2023/3/21-3/23 千葉編★元清澄山(モミ/ツガ) →ヤマレコ
31)2023/3/17 静岡編★高草山(キスミレ/コシノコバイモ) →ヤマレコ
30)2023/3/11 日光篇★茶臼山/城山(セリバオウレン) →ヤマレコ
29)2023/3/3 栃木篇★三毳山/唐沢山(フクジュソウ) →ヤマレコ
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28)2023/2/13-2-15 上高地 →速報版
27)2023/2/17-2/18 伊豆山陵歩道 →速報版
26)2023/2/11 座間丘陵 →速報版
25)2023/2/3-2/4 東三河/吉祥山・本宮山 →速報版
24)2023/1/29 曾我丘陵 →速報版
23)2023/1/19-1/22 岩手/平庭岳・岩神山 →速報版
22)2023/1/13 三浦富士 →速報版
21)2023/1/6 高根山・爪木崎 →速報版
20)2022/12/25 沼津アルプス →速報版
19)2022/12/16-12/17 太郎山/鹿教湯温泉 →速報版
18)2022/12/1-12/4 青森/下北半島(御所野縄文/斗南藩) →速報版
17)2022/11/25 相模大山 →速報版
16)2022/11/19 高尾山/陣馬山 →速報版
15)2022/11/11-11/12 大峰山/吾妻耶山/川古温泉 →速報版
14)2022/11/3-11/4 三国山/三角山 →速報版
13)2022/10/28-10/29 鼻曲山/霧積温泉 →速報版
12)2022/10/20-10/22 稲包山/四万温泉 →速報版
11)2022/10/6-10/9 上高地/焼岳 →速報版
10)2022/9/30-10/1 尾瀬 →速報版
09)2022/9/16-9/18 瑞牆山 →速報版
08)2022/9/9-9/12 鳥海山をめぐる旅 →速報版
07)2022/8/26 谷川岳 →速報版
06)2022/8/14 羽黒山(宇都宮) →速報版
05)2022/7/28-7/30 蔵王 →速報版
04)2022/7/14-7/16 鬼怒山沼 →速報版
03-3)2022/6/18 日光3 戦場ヶ原 →速報版
03-2)2022/6/17 日光2 刈込湖 ←(現在工事中はココ)
130)いつものこの森で考えたこと
今日は10時から雑用があったので、いつもの森へ早朝に向かいました。この時間帯は、お年寄りが多い。朝の散歩なんでしょう。ふと、次のようなことを思い出し、考えてしまうのでした。■あれは、5年以上前。南木曽岳に登った時のことでした。馬籠宿や赤沢自然休養林をセットにした木曽の旅でした。南木曽岳の麓の宿のご主人と話していたら、島崎藤村の話になりました。この地は藤村の出身地。「夜明け前」の舞台ともなっています。それは、藤村の孫の話でした。中学の同級生の親なんだとか。当時まだご健在で、80歳を過ぎても、毎日のように南木曽岳に登っているということでした。人生最後の時を南木曽岳で迎えたい、というその話が忘れられません。■南木曽岳の登山道はよく整備はされていますが、クサリ・ハシゴの連続の急登で、楽々と登れる山ではありません。さすが、木曽の人はすごいなと感嘆したものですが、同時に人生の最後まで登り続けることのできる山を持っていたいなあと思うのでした。いつもの森は、楽々と散歩ができ、それにはうってつけではあるんだけど、あまりに身近すぎて、山と言っていいのかなあとも思います。だから、もう一つ二つは、馴染みの山をもちたいなあ、というのが今日の散歩で考えたことなのです。■写真は、この森に咲いていたノコンギク。今、野菊が最盛期のこの森です。毎年のことなんですが、今日はいつもと違う野菊を見つけました。
この森の野草は晩秋の花で賑わっていました。ヤマトリカブトにアキノタムラソウ、トネアザミ、そして野菊たちです。シロヨメナにノコンギクと毎年おめにかかる面々です。これはノコンギクだな、通り過ぎようとしたのですが、あれれ葉が違うと気付いたのでした。どうやら、ホソバコンギクのようです。ノコンギクは大きな鋸歯があるはずなのですが、これにはないのです。もう見尽くしたと思っていたこの森ですが、どうやら見尽くすことはないようです。(2022/10/16 F)
→ホソバコンギク詳しくは「この森の野菊たち」Bb-1)-Bb-3)
129)台風一過
a)台風15号が直撃するもそうは風雨は激しくなく、今日は台風一過の晴天だ。思わず、さあ山だといいたくなるが、こういう日は慣れない山域はやめておいた方がよい(理由は後述)。なので、今日もいつもの森へ。3連休なのに台風で待ちかねていたのだろう。今日は大賑わい。観光バスで乗り付けていたのを初めて目にした。登山(というほどのことはないが)の前の準備運動の真っ最中でした。一方、森にはいると、別の一団も。竹ぼうきやチェーンソーまで抱えている。様子から見て地元のポランティアのようだった。この森は、定期的に森林整備の業者がはいって藪払いや倒木除去を行っているが、ボランティアも多いのだ。感謝しよう。もっとも業者の方は、最近、眺望を確保するためだろう、展望スポットの樹木をかなり伐採していて、私が定点観察のためにマークしていた樹木が何本も除去されてしまい、複雑な思いもある。まあ、ここは元々里山で、人間が管理している山として存在しているのだから、いたしかたはないのではあるが。
b) 今日のこの森は、人が多いので、それを避けてマイナールートを行く。秋の気配を感じるが、まだまだ暑いので、そそくさと戻ろうとしたら、倒木が道をふさいでいた。風雨は大したことはないかと思ったが、山の樹木はそれなりに倒れるものだ。この倒樹は大木ではないので、何とか通れたが、それでも周りの樹を何本か巻き込んでいた。自然の状態でなぜ森林が更新されるのかの一つの理由が風雨による倒木。常に当たり前のように起こっている自然の営為だ。時に、土壌崩落を伴う大規模倒木が起きる。この森でも何度も見てきた。そうなれば登山道も完全に通れなくなる。台風直後に慣れない山に入るのは、だからやめた方が良いのだ。
■久しぶりに家でゆっくりできたので、溜まりに溜まっていた「山旅日記」を一気に更新しました。5月から9回の山旅してたんだな。まずは、これまで紹介した写真とつぶやきを載せただけですが。しかしこれでやっと山旅で見つけた花や樹木を紹介していくベースが出来た。(2022/9/25 H)
128) やはりこの森
a) 今週も台風が接近の中、秋の山旅第3弾は、、、いつもの「この森」です。今週末は医者に行かねばならないので休養の連休。雨が数時間やみそうなので、その時間を狙って近所の森にさくっと行ってきました。写真は麓から眺めた丹沢方面。今日は近く見えるけど20kmは離れています。雲がこんなに低いところにあるのは珍しいです。 (A)
b) 案の定、「この森」にはいると濃霧でした。低山ですから、めったにこういうことはありません。こういうのも好きなんですね。久しぶりなので2時間ほど歩き周ってきました。さすがに祝日なのに今日は人がいません。ヒガンバナの赤と白が満開、今年は白いヒガンバナが多いようでした。それからヤブランの花が最盛期。キンミズヒキは終わりかけで、ヤブミョウガは種になっていました。この森を観察し始めて3年目となり、いつもと同じ花ばかりですが、山旅を再開していると、旅先の山のその日の一瞬だけを切り取るのもいいけど、一つのフィールドに腰を落ち着けて季節の移り行きを見てみたいとも思いました。少なくとももう一つ定点観察するフィールドを持ちたいものです。(2022/9/23 D)
127)この森もこんな綺麗な
またまただいぶご無沙汰してしまいました。春と共に登山シーズン真っ盛りになる秋の山旅計画づくりばかりやっていました。目移りして作っては破棄の繰り返し。感想も全然書けません。山旅記録もあまりにも撮影した花や樹が多すぎて、混乱状態。コロナになって"この森"だけに絞っていた頃は、平穏な規則正しい日々が続き、それも良かったなあと懐かしいです。■今日は、いつもの"この森"で先日見つけた花を紹介しましょう。ここに2年間通い続けて、見落とした花はないと思っていたんですが、初見の花です。こんな綺麗な花が見つかるなんて、"この森"も捨てたものではありません。各地を山旅でうろつくより、同じフィールドに通い続けたほうがいろんな花を見つけられるのかな、と改めて感じました。さて、この花は何と言う花でしょうか。
これはママコノシリヌグイ。継子の尻拭い、です。全国、道端にも生える雑草みたいな普通の一年草。知らなかったなあ。この森の入り口の荒れ地に大繁殖していたので気づいたのですが、恐らくどこにでもはえているんでしょう。継子の尻拭い、とは茎のトゲが痛いからです。これが半端ではありません。少し触れるだけで痛い。だから、撮影には苦労しました。(2022/9/7 H)
126)この森にこんな群落
今日は、大自然のお花畑を堪能してきました。どこへ行ったかというと。。。なんのことはない、家から徒歩30分の「いつもの森」。これはニッコウキスゲではなく、キツネノカミソリ。普通のこの森に普通に生えている花です。しかし、こんなに一斉に花を咲かせるとは知りませんでした。花はタイミングですね。■だいぶご無沙汰してしまいました。PC復活/改造でかなり時間を費やしてしまった後、山旅の計画づくりばかりやっていました。9月と10月と11月の遠征計画。この5月に再開した山旅が思い立っての行き当たりばったりだったことへの反省からです(直前になって慌ててしまった)。しかし計画しては破棄するの繰り返しとなっていました(詳細は後述)。今日の「いつもの森」で気づいたのです。結局、行ってみなければわからないので、計画もほどほどに。とはいえ、その塩梅は難しいんだな。【以下蛇足です】破棄した計画。<9月>飯縄山-黒姫山-野尻湖。秋の森と花にマンモスをつなげた好企画と思ったが、黒姫山から野尻湖方面への道が倒木のため通行不可と発覚して破棄。<10月>紅葉の鳥海山。廃止されたと思っていたバスが復活したと聞き嬉々として計画したが、秋に閉鎖される山小屋を使わないと無理とわかり破棄。<11月>上州の紅葉温泉旅。すでに温泉宿の予約が埋まっている中で見つけた空室。しかし目当ての山からのルートを精査したらほぼ廃道化と判明して破棄。★鳥海山以外はマイナーなのが原因。百名山などのメジャーなところなら安心なのだが、難易度が高くなく山小屋を使わず電車バスで行ける東日本の山(この条件だとかなり少なくなるが)は意外なことにほぼ行き尽くしている。リピートするのも楽しいのだが、近い将来に<再訪シリーズ>を始めようと思っていて、今のうちは<初めての山>にこだわりたいのです。しかしこうも破棄が続くとなあ。じつは来週、夏山の最後は残された数少ないメジャーな<初めての山>である谷川岳を計画しているが、天気予報は雨。どうなることやら。(2022/8/20 F)
125)入院
8年間愛用していたカメラ(フルサイズ)が入院した。1年前にマクロ付ズームレンズが故障したため、単焦点マクロを購入して花や樹を撮っていたが、山旅を再開すると撮りたい風景も多いのにレンズ交換もそうできないためシャッターチャンスを逃すことが続いたからだ。だいたい交換レンズを持って行くのは重たくてかなわない。そこでレンズをメーカーに持って行き部品交換と相成ったが、店員「それよりこのボディはかなり使い込まれていますね。買い替えの予定は?」「山でかなり雨や砂でびどい目にあわせているけど、タフなのが気に入ってて」「なるほど、かなりの防塵防水能力はあるけど運がよかったんですね。それにしては良好な状態です。しかしシャッター回数13万回というのは部品交換時期ですよ。オーバーホールを強くお勧めします」。分解・測定・注油・清掃・再調整を行うというのだ。3週間の入院というわけだ。無事退院できるだろうか。■なので今日は、すっかり操作方法を忘れたコンデジの試運転でいつもの森へ。使いにくいけどカメラが変わると新鮮ではある。8年以上前にコンデジでこんな風景を写したっけなあ。確か、当時、「広葉樹の緑のシャワー」と紹介していた筈だ。しかし、今考えると、これはコクサギの群落だ。落葉広葉樹には違いないが低木であり、あくまで下層植生だ。改めて訂正したい。(2022/7/10 D)
★この間の更新履歴
もっぱら山旅日記 →こちら
124)立ち入り禁止
今日は久しぶりに晴れ間が出たので(すぐ雨が降ってきたが)、久しぶりに"この森"に行く。2週間ぶりだ。これだけ間をあけたのは、コロナ以来初めてかもしれない。その理由は明らかで山旅とその準備のため。これまで習慣化していたのだが、間をあけると億劫にもなる。考えてみれば、休みの日は必ず"この森"に行くのは、生活のリズムをつくるのに良かったのかもしれない。リズムがあったから、読書も続いていたのかも。今月の読書感想文をまだ1冊も書いていないのだ。こうして久しぶりに行った森は大異変が起きていた。毎回、必ず行っていた"いつものベンチ"周辺が広範囲で立ち入り禁止になっていたのだ。「倒木の恐れがあるため」と書いてあるが、何が起こったのだろうか。コナラの第大木が枯れていた記憶はあるが、森では当たり前のこと。入って確認しようかとも思ったが、これも、しばらくこなくてよいというサインなのかと思い、引き返し、次の山旅準備に専念した。(2022/6/12 F)
★この間の更新履歴
5/30 アマギシャクナゲ 6/1 トウゴクミツパツツジ
123)もう夏か?
今日は久しぶりに"この森"へ。まだ5月というのに夏のような暑さだが、森にはいるととたんに涼しいです。照葉樹林だとなおさら涼しいのかも。心はすでに次の山旅に飛んでいるが、たまには"この森"にも来ることにしよう。まだまだ見知らぬ世界があるたずだから、、と思いながらもしかし、目新しい花もなく、蝶にも逃げられと、"収穫"はなし。これまで必ず一つや二つはあったものなのに。こちら気合が入っていないのか、"この森"が浮気を怒っているのか。(2022/5/29 B)
★この間の更新履歴
5/20 山旅再開第2弾(天城山)→「翔亀の山旅日記」01
(5/20 5/21 5/23 5/24 5/25 5/26 5/27 5/28に更新)
5/19 ユキノシタ→「ユキノシタの仲間たち」
5/17 山旅再開(大楠山→衣笠城址)③→「山旅の想い出」d)
5/16 ダイミョウセセリ→「この森の蝶たち」E1
122)もう梅雨?
まるで梅雨に入ったみたいに雨が続く。雨の森というのも、そうは悪くはないので、庭みたいなもんだから傘をさして森を歩く。この森には渓流がないのが残念だが、雨が降れば渓流のように流れ、趣がある。もっとも泥水だけど。しかし雨続きだと再開しようとしている山旅には困るのだ。さすがに初めていく山は雨は避けたい。だいたい標高が高くなるほど降りやすいので完全には避けられないのだが、天気予報と睨めっこの日が続く。日帰りの案をいくつか用意して、天気が少しでも良い地域を狙うことにする。(2022/5/15 E)
★この間の更新履歴
5/14 ヤブデマリ(大楠山)
5/13 ツマグロヒョウモン→「この森の蝶たち」C4
5/12 コミスジ→「この森の蝶たち」C3
5/10 モンキアゲハ→「この森の蝶たち」D1
5/9 ベニシダの赤い葉→「シダ ベニシダ類」A
121)GWの転機
a) いつも日曜の夜は一週間の振り返りをしてHPの更新履歴を書いているのだが、今日はあっという間に終わってしまったGWの振り返り。読書は進まなかったのだが、いい転機ではあった。ひとつは"この森"が山城と知り、山は自然観察だけでなく歴史・文化の場でもあることを痛感したこと。たまたま中世の歴史を追いかけていたのでその思いを強くした。そして、その勢いで山旅をやっと再開できたこと。コロナを理由に2年近くも遠ざかっていると面倒になっていた。ある意味、"この森"が習慣化し自足していたかもとも思う。安易に流れていたかと。自然観察も他流試合が必要なのだ。山旅の事前準備も大変だが、次は伊豆半島を考えている。近くから少しずつ。■写真は"この森"のもう一つの「堀切」。こちらは埋められているが、右の方が抉られていて痕跡が残っている。東側からの防御線。東の扇谷上杉朝良に対峙した伊勢宗瑞(俗称北条早雲)。地域の戦国史も学ばなきゃな。(2022/5/8)
b) これが主郭。つまり山頂。遺構は寺のもの
★この間の更新履歴
5/7 山旅再開(大楠山→衣笠城址)②→「山旅の想い出」d)
5/6 高麗山城址の話①→「この森の紹介」d)
5/5 山旅再開(大楠山→衣笠城址)①→「山旅の想い出」d)
5/3 コジャノメ→「この森の蝶たち」C2
5/2 カマツカの花
120)この森の卒業(か)
石井進の名著「中世武士団」により<中世の旅>に思わず心惹かれてしまった。この本は、永井路子を中世の旅に誘った(「相模のもののふたち」)だけあって、誰をもその気にさせるのかもしれない。それは歴史への旅ではなく、歴史の舞台へのリアルな旅。図らずも、写真(昨日と別角度)のギンランを5年越しに見つけることもでき、これを機に毎週行っていた"この森"もそろそろ卒業か。まずは三浦半島、次に伊豆半島と旅の計画づくりに勤しんでいる。(2022/5/1)
★この間の更新履歴
4/30 ギンラン→「ランたち」A
4/29 ホウチャクソウ→「ユリたち」A
4/28 アラカシの雌花
4/27 ツチイナゴ→「バッタたち」A
4/26 サンショウの雌花
4/25 ホタルカズラ→「この森の花たち」72)
4/24 知床観光船事故にふれて→「山旅の想い出」30)
119)怪我の功名
腰痛はなかなか治まらないが、悪いことばかりではない。リハビリを兼ねておっかなびっくりと"この森"に通い続けているのだが、長時間はきつくなる。家から西へ30分歩くとこの森の入り口、そこからさらに1時間弱かけて森の中を西方向に登り、引き返すのがいつものコース。この帰りがつらいので、反対側の西側に降りるとすぐ駅に出る。電車で戻ればよい。この反対側の道は森的には見どころがないのでいつもは避けていたのだった。これを2回繰り返したが、途中で分岐があるのが気付いた。さらに西側に登るので遠回りになるが、ここが素晴らしい森だったのだ(羽白山)。ざっと見た限りコナラやクヌギやイタヤカエデの立派な落葉樹林帯。巨木も多い。こういった樹相は"この森"にはないと思っていたので、怪我の功名とか言いようがない。この"西の森"は楽しめそうだ。(電車代がかかるけど)
(2022/4/24 写真は4/22 N)
★この間の更新履歴
4/23 スジクロシロチョウ→「この森の蝶たち」D
4/22 ハルジオン→「この森の野菊たち」G
4/21 ヒメウラナミジャノメ→「この森の蝶たち」C1
4/20 アカメガシワの芽生え2
4/19 ガマズミの芽生え
4/18 アカメガシワの芽生え1
4/16 クヌギの開花 &腰痛再発
4/14 イヌシデの開花
4/13 コナラの開花
4/12 スミレ→「スミレたち」F
4/11 ニワトコの開花
118)若葉の季節
結局今日は1日コロナワクチンのため熱が38度近くをうろうろうしていたため、家でおとなしくしていた。まだだるくて仕方ないが、この森の昨日の様子だけは記しておこう。花は、お馴染みのニリンソウとシャガが満開だったが目新しい花はなし。目を上げるとクヌギやコナラやイヌシデの花が咲き出していた。これらは高木なので、久しぶりにマクロレンズを望遠ズームに付け替える。見上げるのもいいものだ。若葉の季節だ。写真はカツラ。上手く撮れていないので、今日もう一回撮りに行こうと思っていたんだけどな。(2022/4/10 写真は4/9 F)
★この間の更新履歴
4/9 ヤエムグラ→「この森の花たち」71)
4/8 クマワラビの若葉→「シダ:クマワラビ類」A
4/7 ミズキの芽生え
4/6 ヒメウズ→「この森の花たち」70)
野草の花の五十音順目次を作成→こちら
4/5 コクサギの開花
4/4 アシブトハナアブ
4/3 ニリンソウの大群落の推移
117)ニリンソウ今年もありがとう
この森のニリンソウです。ようやく咲き始めました。去年より1~2週間遅いでしょうか。この森で、今ではニリンソウは比較的よく見られますが、私が初めてこの森でニリンソウを見つけたのは2016年ですから6年前になります。当時は年に何回もこの森に入っていないので、たまたま良い時期に行ったのでしょうが、大きな群落があるので見落とすことはあり得ません。以来毎年、このニリンソウの大群落だけは見に来ていました。来年も咲いてくれますように、と祈りながら。3月から4月だけ顔を出し、それ以外の季節は姿を消すので心配なのです。そして今年も見事な花を咲かせてくれました。毎年咲いてくれてありがとう。(2022/4/3 H)
★この間の更新履歴
4/2 ヤマザクラの開花
3/31 コウヤボウキの芽生え
3/30 キタキチョウ→「この森の花たち」70)
3/29 コブシの開花
3/28 クマワラビ→「シダ:クマワラビ類」A
116)初めての沢
今年度もあとわずか。この森歩きも3年目の春。いつしか土・日にこの森で写し貯めた写真を、平日の夜に樹木や花やシダやたまに昆虫を少しずつアップしていく習慣となっている。週一回は土曜日(か日曜日)に、「この森は、、」と題して森の姿を更新履歴とともに紹介するようになった。最初は森の季節の千変万化が面白かったが、100週を超えると似たように写真ばっかりになっている。そんな中で、今日の写真は初めての沢の写真だ。この森のある低山は、低いながらも急峻なので谷はあるが、すべて涸れ沢だと思い込んでいた。雨が降った後しか水がない。しかし珍しくいつもと違う西側(家の反対側でかなり遠くなる)を降りたら、立派な沢があるではないか。なるほどここに流れ込んでいたのか。ここは森からは離れた里の下流になるが、明らかに森から流れ出ている。沢沿いは植生が違うので、源流探しをしてみたいと思うが道があるかどうかは分からない。(2022/3/27)
★この間の更新履歴
3/26 イノデの芽生え→「シダ:イノデ類」A
3/25 ナガハシスミレ→「スミレたち」E
3/24 タカネスミレ→「スミレたち」D
3/23 エイザンスミレ→「スミレたち」C
3/22 コスミレ→「スミレたち」B
3/21 スギナの栄養茎→「シダ:古い系統のもの」A
115)春の訪れpart2
a) 花の名山と呼ばれる高山植物のメッカでは「お花畑」と言われるほど、時期を選べさえすればあたり一面に花が咲き乱れている。高山植物でなくとも、例えば豪雪地帯の雪解け時のカタクリなどでも同じだ。しかし普通の山では、そう花が咲き乱れることはない。この森は、普通の山だ。普通より都会の隣接地の低山で、野草が咲き乱れることはない。あったとしても人が植えたのである。3回目の春を迎えても、そう思い込んでした。しかし、今日、この森で驚くべき光景を目にした。タチツボスミレの大群落があったのだ。
b) タチツボスミレの大群落。道の向こう側(左)にも咲いていた。タチツボスミレはこの森でもよく見られるが、これほどの群落は、初めてだ。昨年、一昨年は見逃しただけなのだろうか。何年に一度だけ、こうなるのだろうか。森は何が起こるかわかららないものだ。(2022/3/20 B)
★この間の更新履歴
3/19 ヒトリシズカ→「この森の花たち」69)
3/18 ミゾシダ→「シダ類 シケシダに似たもの」A
3/17 ベニシダの芽生え→「シダ ベニシダ類」A
3/16 イノデの芽生え→「シダ:イノデ類」A
3/14 スギナ→「シダ:古い系統のもの」A
3/13 ムラサキケマン→「舌状花たち」C
114)春の訪れpart1
ようやく春の訪れです。この森も、野草の花が元気いっぱいに咲き乱れ始めました。コロナのためこの森に通い始めて、3回目の春。咲き始める順番は同じだ。まずは、ユリワサビ。去年は2月中旬には咲き始めていたが、今年はやっと先週になって咲いていた。2週間遅れだ。今日はあちこちで一斉開花していた。そして今日はタチツボスミレも咲いていた。この花は花期が長いが、春を感じさせてくれる。タチツボスミレの仲間は、日本海側だと種類が多いが、ここ南関東だと一択。心型の葉と、距(花の後ろの出っ張り)が花と同じ淡紫色(この写真だと一番下の花によく写っている)で、これは間違いなくタチツボスミレだ。100種ほどあるスミレを求めて遠征したくもなるが、この見慣れたタチツボスミレでも、見つけると嬉しくなる。(2022/3/12 F)
★この間の更新履歴
3/11 トウゴクシダ→「シダ ベニシダ類」B
3/9 アカメガシワの冬芽
3/8 ヤマイタチシダ→「シダ イタチ類」B
3/7 ウワミズザクラの芽生え
3/6 ニワトコの芽生え
113)シダの森part2
今年のこの森の春の訪れは遅いようだ。やっと暖かくなった今日、ようやくユリワサビがちらほらと咲き始めた。昨年は2月中旬には咲き誇っていたのだが。この冬は寒さが長引いたためであろう。とはいえ、樹木の中には、冬芽から葉を少しずつ出し始めているものがあった。春の芽生えは確実に始まっている。一方、シダは花が咲かないので季節感がよく判らない。なんとなく枯れているシダが多かったが、やはり新旧交代の季節なのだろうか。シダの芽生えも楽しみだ。(2022/3/5 G)
★この間の更新履歴
3/4 ヤマザクラの冬芽
3/3 フユノハナワラビ→「シダ類Z01」B
3/2 イロハモミジの冬芽
3/1 丹沢の展望→「この森の紹介」X-6
2/28 マルバウツギの冬芽
2/27 トラノオシダ →「シダ:トラノオ類」A
112)シダの森part1
今年の厳しい冬もそろそろ終わりそうだが、この森はまだまだ芽生えの季節は迎えていない。オミクロンに続いてウクライナと、人類の脆弱さと卑小さ思いながら森を歩くと、シダばかりは元気なのに気が付く。かつて石炭紀に世界を制覇したシダ。中央で頭を持ち上げている恐らくベニシダはずっと後になって進化したようだが、石炭紀のシダも生き残って子孫を現在につないでいるそうだ。今日はそのシダを見つけることは出来なかったが、4億年という時間に思いを馳せるのもいいかもしれない。(2022/2/26 D)
※石炭紀に世界を制覇したシダの話は→こちら
★この間の更新履歴
2/25 コウヤボウキの冬芽
2/24 アマクサシダ→「シダ類:一回羽状」D
2/23 富士山の展望 →「この森の紹介」X-5
2/22 カマツカの冬芽
2/21 ウツギの冬芽
2/20 ベニシダ→「シダ ベニシダ類」A
111)森の向こうに
いつもの森の隙間から見えた富士山です。いつも来ているのに、この地点から見えるとは思っていなかったので、びっくりでした。落葉する前はもちろんのこと、落葉した後もです。微妙な角度なんでしょうね。一週間の疲れが吹き飛びます。(2022/2/19 F)
★この間の更新履歴
2/18 オオイタチシダ→「シダ イタチ類」A
2/17 ハコネウツギの冬芽
2/16 フモトシダ→「シダ類:一回羽状」C
2/15 ジュウモンジシダ「シダ類:一回羽状」B
2/14 石橋山の戦いからの敗走の史跡④→「山旅の想い出」の(29)
2/13 石橋山の戦いからの敗走の史跡③
110)見上げると
この森のこの冬は、冬芽とシダに夢中になっていたのはいいんだけれど、それはつまり、下を向いて地面ばかりをシダを見て歩いたり、手の届く範囲でマクロレンズで微小の冬芽の世界を見つめるということだ。たまには、視線を上げてみよう。冬の森のこういう姿もいいものだ。これはカツラ林。15mくらいはある。美しいだけではない。新たな発見もあった。すらっとした均整のとれたカツラの樹と思っていたのだが、どの樹も、南側に枝を伸ばしているのだ。写真でいうと下方向が南。日の当たる方に枝を伸ばすのは当たり前の話だが、夏には気が付かなかったなあ。(2022/2/12 F)
★この間の更新履歴
2/11 ニシキウツギの冬芽
2/10 イノデ→「シダ:イノデ類」A
2/9 石橋山の戦いからの敗走の史跡②→「山旅の想い出」の(29)
2/8 石橋山の戦いからの敗走の史跡①
2/7 コナラの冬芽
109)春への期待
この冬の森は、シダのおかげで飽きることがないが、たまにはシダ以外の写真を。先週、冬芽を紹介しましたが、ついに開花しました。ウメです。いち早く咲くウメは、春の前触れですね。ウメは中国産なので、森に自生しているはずはなく、かつての里山とおぼしいエリアなので人が植えたのでしょうが、他の樹々がすっかり葉を落とし寂しい中で、ただウメだけが咲いているというのは趣があります。(2022/2/6 F)
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2/4 ホシダ→「シダ類:一回羽状」A
2/3 ヤブソテツ→「シダ類2」E
2/2 ヤマブキの冬芽
1/31 ニワトコの冬芽
1/30 ウメの冬芽
108)シダの路
この真冬の森はシダです。シダに注意を向て何回かこの森を歩くにつれて、この森はシダだらけであったことに気付いてきました。ここにもシダあちらにもシダ。もちろん分布は限られていますが、環境を問わずどこにでもあるという感じです。だんだんとシダの区別がつくようになってきて、(名前はわからないけど)何十種類ものシダが生えているような気がしてきました。シダにも常緑だけでなく落葉(シダの場合は夏緑というようだ)もあるので、夏になるともっと多いはずです。この写真だけでも何種類のシダが写っているのでしょうか。まだまだ先が長そうです。(2022/1/29 G)
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1/28 曽我物語の虎御前→「この森の紹介」Y
1/27 ヤブソテツ→「シダ類2」E
1/26 オオバノイノモトソウ→「シダ類2」C
1/25 ガマズミの冬芽
1/24 コクサギの冬芽
1/23 ネムノキの冬芽
107)この冬のフィールド
a) この森の冬は、冬芽とシダに夢中になっている。いずれもこれまでは見向きもしなかったのだが、気になりだすと、色々あって面白い。しかし難しくもある。難しいからさらに細かく観察すると見えていなかったことが見えてくる。いずれもマクロレンズの世界になるのだが、今日はフィールドの様子を紹介しておこう。冬芽のある落葉樹は、この森の常緑樹林帯を含めて至る所にあるのだが、落葉樹が集中しているゾーンの方が面白い。夏とすっかり姿が変わり、夏には気付かなかった樹木に気付くことが出来るからだ。この写真の樹を1本1本見てみると、同じ種類の樹とばかり思っていたのが、じつは多く種類の樹があることが、冬芽の違いから判る。しかし冬芽で樹の種類がどれだけ同定できるだろうか。(L)
b) 一方、シダは、常緑樹林帯にも落葉樹林帯にもあるが、ある程度、分布は限られている。日が射さないじめじめしたところに多い。この写真は山の北側で、日は当たってはいるが、地面には届いていない。こういうところに、さまざまなシダがうじゃうじゃ生えている。野草は冬の間はあまりないので、常緑のシダが目立つ。しかしどのシダも似ているようで違っている。多くの種類があるようだ。どこまで同定できるだろうか。冬の間だけの冬芽とシダ、そう思うと、冬は短い。(2022/1/22 H)
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1/21 ヤマグワの冬芽
1/20 オオバノイノモトソウ→「シダ類2」C
1/19 コゴメウツギの冬芽
1/18 ウワミズザクラの冬芽
1/17 イワガネソウ→「シダ類2」B
1/16 イワガネゼンマイ→「シダ類2」A
106)見上げるとpart2
【原点回帰】仕事がいよいよ行き詰まりそろそろ撤退の準備を始めている。この森の方も、そろそろ撤退か。こちらは卒業と言った方がよいかもしれない。この森に通い出して、(コロナと同時だから)もうまる2年になる。見尽くしたと思って冬に突入した。そもそも見るべきものが少ない冬だ。樹木の定点観察は、いつものベンチから見上げて、違った形の葉が重なっていて、この葉っぱは何だろうと思って始まった(このページの11)。以来、100種を超える樹木を記録した。今日、同じベンチから見上げて見る。葉は落ちているがイヌシデとヤマザクラとイヌビワとコナラの樹が見えていると知っている。しかし、このあたりの樹々の冬芽を調べてみると、すべて知っていると思っていた樹の種類より、冬芽の種類の方が多いのだ。つまり同じ種類の樹だと思っていたのに、本当は見落としていた樹があったと言うことだ。全然、見尽くしたわけではなかったのだ。こんな小さな森でも簡単には卒業を許してくれそうもない。(2022/1/15 F)
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1/14 スギの果実
1/13 マユミの冬芽
1/11 イヌビワの冬芽
1/10 ヤマザクラ(仮)の開花
1/9 クサギの冬芽
1/8 ムラサキシキブの冬芽
1/7 シダの予告編→「シダ類2」
1/5 サンショウの冬芽
105)今頃紅葉
今年は、この森で隠花植物に注目してみようかなと、シダやコケや菌類や地衣類や冬虫夏草(この分類はいい加減)が居そうなスポットを探し回ったが、そう簡単な話ではなさそうです。コケすらもそうは見つからないのでした。まあ冬だしなあ。とブツブツ歩いていたら、突然、紅葉の風景が出現したのでした。1月になってヤマブキがようやく色づいたようです。今シーズンは紅葉の写真が少なかったので、季節外れの紅葉ということで。この地点が特に暖かいわけではないのですが。(2022/1/4 K)
104) 新年の森
遅くなりましたが、あけましておめでとうござます。2年ぶりに実家に帰っていて、今年初めての森です。年末は照葉樹林の写真でしたので、こちらは落葉樹林帯です。右の大きな樹がエノキ、左の大きな樹がクヌギ。奥に並んでいるのがカツラ。枝ぶりや冬芽で識別できる人は、この姿でわかるようですが、その域に達するまでには道は遠いです。むしろ地面の方が気になっています。そこに蠢く菌類、今年のこの森のテーマになるでしょうか。(2022/1/3 F)
103) 照葉樹林とそして
a) 年末の最後の1枚はやっぱり照葉樹林かな。年末のあいさつを兼ねて振り返ってみると、2021年も飽きもせずひたすら"この森"ばかり通っていました。野草の花と樹木の葉や花や実、都会の中の小さな森なのに、よくぞこんなにと思うくらいの豊かな姿を楽しませていただきました。しかし同じ花や樹は紹介しないという原則で、だんだんと目新しいものがなくなってきたことは事実。そろそろ卒業かな、と思っていたところで出会ったのが、盛口満「雨の日は森へ」でした。沖縄のやんばるの森に潜る<生き物屋>の生き物との付き合い方ってすごいと感動したのでした。「もう一度、森の中へ潜りに行こう。僕自身が妖怪になるために。そしてまた、人間に戻れるように」。大学教師の彼は休みになると、都会の那覇から車で3時間、やんばるの森にダイブするのです。妖怪とは生き物と一体化することでもいおうか。森に潜ることでいのちのつながりは奥が深いことを知るのです。でも、世界遺産のやんばるの森だからでもないようなのです。別に絶滅危惧種の固有種を探し求めているわけではない。やんばるの森は決して原生林ではない。関東以南ならどこにでもある人の手の入った照葉樹林。彼にとってのやんばるの森のホットスポットは照葉樹林のごく限られた場所なのです。それは照葉樹林の代名詞である暗い・怖い・不快な地点。谷沿いの風が通らない湿気だまりの地点。やんばるの森でもわずかだといいます。■"この森"にもそんなホットスポットはあるのだろうか。写真がその候補地の一つです。谷沿いの照葉樹林。この中に<潜る>と何か見つかるのでしょうか。しかし・・・。
b) 盛口満さんがやんばるの森で探し求めたのは菌類です。コケ、隠花植物、菌根、冬虫夏草などの世界。シダやキノコを入れてもいいかもしれません。試しにコケと思われるものを写してみましたが、何というコケかさっぱりわかりませんでした。私にとってはかなりハードルが高そうです。しかし面白そうなことは確かで、この森で遊び続けるなら、この世界もいいかなと夢想したのでした。今年一年、拙い写真と駄弁にお付き合いいただきありがとうございました。(2021/12/31 E)
■「雨の日は森へ」の感想→こちら
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12/29 シュロの果実
12/28 エナガ →特設:野鳥たちのB
12/27 ヒョドリジョウゴ(67) →「02 この森の花たち」
12/24 フユイチゴ(101種目)
12/22 ガクアジサイの紅葉
12/21 シュロ(100種目)
12/19 イロハモミジの紅葉
102) 紅葉見納め
今年のこの森の紅葉はこれで見納めでしょう。最後まで残っていたイロハモミジです。右奥に見える山は丹沢です。今年のこの森の紅葉は、去年に比べると最初から最後まで今一つでした。この欄は、週1回この森のベスト写真を紹介しているのですが、去年のこの時期は紅葉写真だらけでしたが、今年はほとんどなし。その原因を考えてみました。1)さまざまな種類の樹の紅葉が一斉にではなくだらだらと色づき、早く色づいた樹はすぐ落葉してしまった。2)紅葉する種類の樹なのに、個体によては色づかないものも多かった(エノキなど)。3)特に下層植生が色づかないままに落葉してしまった(ヤマブキなど)。夏の寒さと秋の長雨といった天候不順のせいなんでしょうか。森の衰退ではなくて、来年は綺麗な紅葉を見せてくれることを期待したいと思います。(2021/12/18 J)
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12/17 イロハモミジの紅葉その2
12/16 イロハモミジの紅葉その1
12/15 アオギリ(99種目)
12/13 コナラの紅葉
12/12 エノキの紅葉
101) 朝日に輝く森
今日はインフルエンザのワクチンを予約していたので(流行しそうもないけど毎年の習慣のため)、その前に日の出直後のこの森へ。6時55分です。この森に朝日が射し始める一瞬が美しいのです。葉っぱが黄色くなっているのは紅葉ではありません。一部だけ朝日が当たり、反射して輝いて見えるのです。3分ぐらいでしょうか。森のすみずみに日が当たると、一面緑の照葉樹林に戻ります。明日も早朝に来よう、と思うけど寒いからな。(紅葉は昨日紹介したイヌシデ・アカシデは落葉し、最終ランナーのカエデ類などの最盛期です)(2021/12/11 B)
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12/10 アカシデの紅葉
12/9 イヌシデの紅葉
12/8 フジの紅葉
12/7 アカメガシワの紅葉
12/6 コナラの紅葉
12/5 カマツカの紅葉
100) 紅葉本番へ
この森の今年の紅葉は今一つだ、とつぶやいてきましたが、この森の紅葉の主役が登場して色鮮やかになってきました。紅葉の先頭を切ったカツラが10月の末だったから1か月もたっているわけです。長い中休みの後、いよいよ照葉樹林の中のカエデ類やヤマブキなど下層小木が色づき始めてきたのです。そう、照葉樹林の紅葉がこの森の本領なのです。例えば、この写真。左下が、マルバウツギで、中央の上がカマツカです。アラカシなどの常緑樹に混じる紅葉がひときわ美しいのです。じつは、この中央のカマツカには悩みました。なぜなら最初は黄色だったので。そのあたりは、また明日に続きます。(2021/12/4 B)
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12/3 サンショウの紅葉
12/2 ヤマグワの紅葉
12/1 伊豆半島・初島の展望→「この森の紹介」X-3
11/30 ヤマザクラの紅葉
11/29 ウワミズザクラの紅葉
99) 展望の森
a) 今日はスカッと快晴。たまには森を抜けて展望を楽しもうと、この森の西の端まで行きました。といってもいつものコースから15分ほど歩けば到達してしまうのですが。ここは富士見のための展望台で車で直行できるので大人気です(人混みを避けるためあまり来なかったのですが)。富士山からそれなりに遠いけど、絶妙な位置にあるんですね。富士見のポイントは裾野に邪魔者が入らないこと。ここから富士山の間には市街地が広がっているけど見えないんです。富士山の手前は箱根山塊です。左側のとんがりが矢倉岳(標高870n)。ずーと左には金時山(1212m)が見えます。そ2つの間の凹みが万葉集にうたわれる足柄峠です。その辺りまで行くと、まさに富士山は眼前に聳えています。しかし、沖縄づいている今の私には、山よりもむしろ。。。
b) 富士山から視線をずーと左に移すと、伊豆諸島が見えます。沖縄づいている今の私には、山よりもむしろ島が気になります。正面の大きな島が伊豆大島。ちょうどここから富士山までの距離と同じくらいでしょうか。そしてその右に島が3つ見えます。これが微妙です。極小-中-小とならび、高さは低-高-中です。位置的な順番では、左から利島-新島-式根島ですが、利島が一番標高が高いんです。だから、新島が裏に隠れてしまって、一番右に見えているのは神津島かもしれません。伊豆諸島そして琉球諸島に行きたいなあと思いを馳せるのでした。(2021/11/28 X)
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11/27 タムラソウの果実 →「特設:この森のアザミたち」
11/26 ホソバタブ(98種目)
11/24 センリョウ(97種目)
11/23 イヌホオズキ(66)の果実 → 「02 この森の花たち」
11/22 トネアザミの果実 →「特設:この森のアザミたち」
98) 紅葉中だるみ-男坂
先週はこの森の女坂の写真だったので今日は男坂。これはひと登りして振り返って写したもの。下が見えないですね。標高168mしかない山なのであっという間に登ってしまうが、傾斜度は半端ではないのです。樹の根と岩が続くのでこの10倍の長さがあればアルプス並みです。つまり10往復もすれば登山気分ですが、面白いものではないですね。そもそもここを降りる気にはなれないです。さてこの森の野草の花は完全に終わり、紅葉の中休みが続いています。ムラサキシキブの紫の実やヤブランの黒い実が目立ちますが、昨年紹介済み。柳田国男の愛したジュズダマ(イネ科)を探しまわったんだけど、見つからない。写真のあたりはアラカシとスダジイが多い照葉樹林帯です。とんぐりはだいぶ落ちてしまっています。(2021/11/20 A)
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11/19 柳田国男「海の道」を読んで乳頭山を思い出す→「山旅の想い出」の(23)
11/18 イヌガヤ(96種目)
11/17 サンショウの実
11/16 シロダモの雌花
11/15 シロダモの雄花
11/14 オオモクゲンジ(95種目)
97) 紅葉中だるみ-女坂
気持ちの良い天気です。この森では多くの人が、それぞれ思い思いに森を楽しんでいます。ここは女坂といわれるメインの道。普段は違う道を行くんだけど久しぶりに。というのも野草の花が完全に終わっているし、紅葉も中だるみで見どころがないので、このあたりの様子を見に来たというわけ。早く始まったカツラやケヤキの紅葉は終わっていて、ヤマウルシも鮮やかになる前に落葉。色づかないまま落葉してしまった樹も多い。一方で、カエデ類はまだまだ青々としている。しっかり紅葉してくれるのだろうか。下草がかなりまばらになっているので、この写真の常緑樹林帯も寂しげです。逆に言えば、樹木の観察適期ではあります。見慣れない樹を探し回ったのでした。(しかし、そうは発見できない)(2011/11/13 B)
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11/12 ヤツデの花
11/10 フユノハナワラビの胞子
11/9 シロダモの雄花
11/8 イヌホオズキ(66) → 「02 この森の花たち」
11/7 ハキダメギク(65) → 「02 この森の花たち」
96) カツラの紅葉
紅葉シーズンなので遠出をしようか、今を逃すと第6波がまた来て行けなくなるかも、とさんざん迷った末、今日も相変わらずいつもの森へ。我ながらよく飽きもせずと思うのだが、四季の巡りの二巡目というのはそれなりに面白いのだ。昨年と同じように紅葉しているかと思うと、そうでないのもある。昨年の見逃しというのが多いんだけど。このカツラの紅葉は昨年見逃したもの。先週、この森の紅葉シーズンに先んじて黄色くなっていたカツラが、今日は落葉しているかとの予測に反して、赤くなっていました。これも渋くていいですね。この森の紅葉シーズンは始まったばかりです。(2021/11/6 F)
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11/5 モミの果実
11/4 シロダモの果実
11/3 エノキの果実
11/2 ケヤキの紅葉
11/1 ヤマウルシの紅葉
10/31 カツラの黄葉
95)紅葉の始まる森
気持ちの良い秋晴れ。今年は季節感がなくなるほどの不順な天候が続きましたが、この森は冬に向けた準備が着々と進められているようです。樹々は実を付け、写真の右側の落葉樹林帯では、そろそろ紅葉がはじまりつつあります。ケヤキ、ヤマウルシ、そしてカツラなどが先行して色づいてきました。ミズキはもう葉を落としはじめています。秋の花たちは野菊たちや、ヤマトリカブト(16)、そしてサラシナショウマ(17)(→「02 この森の花たち」)がまだ頑張って咲いていました。冬に向けた最後の饗宴が始まります。(2021/10/30 D)
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10/29 カラスウリ(64) → 「02 この森の花たち」
10/28 フユノハナワラビ → 「特設:シダ類」
10/26 ゲンノショウコ(57)の実 → 「02 この森の花たち」
10/25 タムラソウ →「特設:この森のアザミたち」
10/24 アサギマダラ →「特設:この森の蝶たち」
94)秋晴れの森
久しぶりに晴れた土曜日。秋晴れです。いつもの森を、"外側"から写してみました。左側のとんがり山が"この森"です。海の向こうの右側奥の緑が三浦半島、その手前に江ノ島が見えます。これだけ澄んでいるのは珍しいです。森の中は、秋の花たちはもう終盤。野菊たちが残るだけとなりました。もうすぐ紅葉が始まり、一気に冬に向かいます。(2021/10/23 M)
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10/22 サネカズラ(94種目)
10/21 カラタチバナ(93種目)
10/20 スダジイの実
10/19 シロヤマギク → 「特設 野菊たち」E
93)霧の森
この土日はまたまた雨。今日は急に冷え込み、10月らしからぬ暑さから一気に冬の気配。昨日は夏から冬への切り替わりのせいか、森じゅうが霧に覆われた。この低山では霧が出るのは限られた場所だけなのだが、この草地が多い尾根に霧が出るのは珍しいことだ。樹々は果実を次々に熟させ、野草は晩秋の最後の花を咲かせる。そして狂い咲きの花たちも。目立つのは白い野菊たち、さまざまな野菊たちが咲き乱れる。去年より、冬支度に忙しい森なのだ。(2021/10/17 写真は10/16 D)
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10/16 ヤマツツジの季節外れの花
10/15 ガマズミの季節外れの花
10/14 コセンダングサ(19)の筒状花
10/13 サンゴジュ(92種目)
10/11 ゲンノショウコ(57)の種子
10/10 チカラシバ(62)
以上種名(99)は、【秋の花シリーズ7】→ 「02 この森の花たち」
92)出会いの森
今日、いつものように"この森"に行ったら、「翔亀さん?」と声をかけられました。「翔亀」はリアル社会では全く使っていない名前なので、びっりしましたね。どうやら、この森の写真をアップしているHPをご覧になったということです。いろいろ伺うと、「いつものベンチ」と私がよく書いていた場所で大きなカメラを持ってうろうろしている者はそうはいないので、分かったようです。この方は、私なんかより遥かに山や植物や昆虫や、そして"この森"のことにお詳しく、いくつか私の同定が違うのではないかとご指摘もいただいてしまいました。ヤマジノホトトギスと紹介したのはヤマホトトギスではないか、クロアゲハと紹介したのはカラスアゲハではないか(→「02 この森の花たち」58),蝶3)など、ありがたいことです。蝶はともかく、ヤマホトトギスはそうは咲いていないので「あそこに咲いていたホトトギス」って言われて、「あああの倒れていたホトトギス」って同じ個体のことを初対面の方と話せるのは、すごく不思議な感覚でした。彼女には私のいい加減な同定の監修をお願いしたのでした。写真は野菊の群生。これは多分シロヨメナです。(2021/10/9 D)
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10/7 ユウカギク 「特設 野菊たち」D
10/6 アレチヌスビトハギ(61)
10/4 トネアザミ(60)
以上【秋の花シリーズ4-6】→ 「02 この森の花たち」
10/5 クサギの実
91)森の明暗
またまた台風が来たが、土曜日に合わせて台風一過の良い天気。気持ちの良い季節、気持ちの良い森です。にもかかわらず、なぜか今日は人が少ない。緊急事態宣言が解除され、皆さん街に繰り出したのでしょう。旅に出られたのかな。私もと言いたいところだ当分は休みを取れそうもないので、まだまだこの森で我慢するしかなさそうです。今日の写真は、暗い照葉樹林帯から日の射す尾根を眺めたところ。ひと際、光が鮮やかです。(2021/10/2 K)
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9/30 ヤブマメ(59)
9/28 ヤマジノホトトギス(58)
9/27 ゲンノショウコ(57)
以上【秋の花シリーズ1-3】→ 「02 この森の花たち」
90)雨が上がると秋深し
なかなか晴れないうちに、秋は深まっている。今日も日が射したの一瞬だけ。いつもと違う一枚となりました。見ただけでは分からないと思うが、新しいレンズなんです。単焦点マクロ90mm。マクロの威力は後ほど見てもらうとして(故障した前のレンズと大して変わらなかったけど)、ポイントは単焦点と言うこと。今日は90mmの1本で押し通してみました。マクロだから狙うのは花。そういうつもりで探すと、もう去年見かけなかった花はないんじゃないかと思っていたのに、あることあること。さすが花の秋ですね(これも後ほど)。で、この写真のどこが違うかと言うと、90mmって遠景だとなかなかの望遠なんです。ただ半端なのでズームでこの焦点距離にするのはめったになかったのです。だからこの写真はいつもと違うというわけです。カメラを構えている位置が被写体よりかなり遠い。つまり角度が違うわけですね(いつもの24mmだと地面すれすれの位置から撮らなければなりません)。これがレンズを変える楽しみの一つかもしれません。(2021/9/25 B)
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9/24 アキカラマツ(56)
9/23 チヂミザサ(55)
9/20 モンキアゲハ(蝶4)
9/18 クロアゲハ(蝶3)
以上いずれも→ 「02 この森の花たち」
89)やっぱり森
台風も過ぎ去り待望の晴れ。何とかこの連休で、自分のこころの回復をしたいところだが、やはり最大の特効薬は森なんだと思う。この森に通い出して(コロナと同じだから)1年半以上もたつが、しかし、森は未だにうまく撮れない。照葉樹林にわずかに射しこむ日光が好きなんだけど、これが写真にならない。今回は、岩場を写してみた。大きな岩の斜面に張り付く樹の根。そこに森の隙間から一筋の日光が射し込んでいる。(2021/9/19 A)
88)今度は台風
昨日まで怒涛の日々が続き、晴れて今日は夏休み。天気は晴れてないけどね。今度は台風とくる。それにしてもコロナのあおりで職場の一つのグループはメンタルなどで無傷の人間は1/6というありさま。なんとか今年度前半のタスクは仕上げて今日は夏休みとなったが、ボロボロである。今日もケアのためにほとんどテレワーク状態だったし。と、愚痴を言ってばかりでも仕方ないので、今日の森の写真です。ヒガンバナが咲き始めました。このあたりは白いヒガンバナ(シロバナマンジュシャゲ)も多いです。黄色いのはキンミズヒキ、紫がヤブラン、といつもの面々(→「02 この森の花たち」)です。(2021/9/17 F)
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9/12 ネムノキは眠っていたか
9/11 カゴノキの花(残念また雌花)
87)久しぶりの晴れ
ずいぶん久しぶりの晴天だ。それも今日限りの予報。この森に行くために、ずっと取れていなかった夏休みを取得することにした。仕事持ち帰りでだ。この長雨は、森にも大きなダメージを与えているようだった。土はかなり水を湛えていてくじゅぐじゅだし、野草の花たちも咲き誇る間に散っている。あちこちで道が崩れ、倒木も多い。でも久しぶりの日光に輝く照葉樹林は、温かく迎えてくれるのだった。(2021/9/10 D)
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9/9 クマノミズキの果実
9/8 ヤブマオ(54) → 「02 この森の花たち」
9/7 ガマズミの虫えい
9/6 カゴノキの花
86)まだ大荒れの夏
絶不調である。コロナ対応に振り回され、職場は大荒れだし、天気さえもどんよりして気分は塞ぐばかり。この森に行っても陰欝な森では気分は沈むばかりで、明日からの仕事のことばかり考えてしまう。そしたら急に日が射してきた。この森では何週間ぶりだろう。ここは森の北側の急斜面を下っているところ。カエデ類が多い落葉樹林帯だ。ほんの数分だったが、森が一気に明るくなる。長い不調の先にもいつかは日が射してくることもあろうと、少しだけ慰められたが、この道の先がひどいことになって愕然とするのであった(詳しくは明日(未))。(2021/9/5 G)
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9/2 タマアジサイの花
8/31 ヘクソカズラ(53) 8/30 ヌスビトハギ(52) → 「02 この森の花たち」
85)大荒れの夏
久しぶりに"この森"へ。重い雲が垂れ込んでいるわりには暑い。こちらの気分も重いまま。コロナに豪雨に倒木とさんざんな夏だ。職場も荒れているし夏休みも取れない。何とか気を取り直そうと、この森のササの同定に再チャレンジ。諦めて一か月くらい放置していたんだが、6年前の丹沢(畦ガ丸)の枯れたササの写真(→「山旅の想い出」28)-d)で思い出したのだ。写真はこの森の今日のササ。元気いっぱいだ。しかし。。。ルーペでいろいろ確認してみたが、やはり難しいのだ。頭を捻りながら、歩くと忘れ草とヤブランとキンミズヒキが迎えてくれる。おやおや初見の花もあるようだ。少しだけ気分が回復した。(初見の花は明日以降順次紹介します。ササはまだ悩み中)(2021/8/29 I)
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8/27, 8/26. 8/24
<この森のネタが切れたのでPCに保存してある一番古い写真の紹介>
2015年8月16日の丹沢・畦ケ丸 28)a-f →「山旅の想い出」
84)雨にも負けず
昨日は真夏の豪雨で崩れた山を紹介した(「この森の紹介」J3-J6)ので、いつものパターンで<山旅の想い出>として、山旅での山腹崩落の様子とか思わぬ危機一髪の山旅とかを思い出していたのだが、さすがに絵にならないので却下。今日は高山植物のニッコウキスゲに負けず劣らず、この森でもノカンゾウが季節外れの真夏の豪雨にもかかわらず、いつもどおりに(昨年のは→「この森の花たち」12)-3)咲いていたよと言う写真です。このノカンゾウ、読友さんのご指摘で知ったのですが、古来、万葉集から古今集さらに後代まで<忘れ草>と呼んでいたんですね。ノカンゾウはワスレグサ科ですが、そもそもワスレグサはカンゾウの中国名なんですね。ニッコウキスゲ(日光黄萓)と呼んでいる花は、正式にはゼンテイカで別名がアサマカンゾウ。ちょっとややこしいけど、この身近なノカンゾウは<忘れ草>と言うんだということを忘れないようにしたいと思います。(2021/8/23 写真は8/20 F)
83)大雨の後で
なんだ、今日も雨。仕方ないのでこれは昨日のこの森の写真です。やっととれた一日だけの夏休み(しかも日曜日は勤務)。何だかんだであっという間に終わってしまいましたが(実家の洗濯機が壊れたというので手配にひと騒動だったり)、久しぶりの晴天で、海の色のグラデュエーションが美しかったです。しかし森は大雨の被害で大荒れ。後ほどご紹介しましょう。(2021/8/21 写真は8/20 I)
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8/18 ネムノキの実
<キツネノカミソリを見て思い出して>→「山旅の想い出」
8/17 粟ヶ岳のヒメサユリ 27)
8/16 榛名山のユウスゲ 26)
8/15 車山高原と霧降高原のニッコウキスゲ 25)
82)前線到来
季節外れの前線停滞。各地での被害が心配です。皆さんお気をつけて。当地は今日はそれほどの雨ではなく、雨雲の切れ目を見計らってこの森に向かいました。日頃のうっ憤を晴らすのに今できるのは、これくらいしかないのです。この森には雨宿りできる場所は2か所しかないのですが、久しぶりにその場所に行ったらびっくり。草地に、キツネノカミソリが咲き乱れているではありませんか。この森ではよく見かける花(「02 この森の花たち」の11)ですが、このように一面に咲くとは思いませんでした。思わず高原に咲き乱れるニッコウキスゲを思い出してしまいました(→「山旅の想い出」24)。もちろん比較にはならないけど"思い出させ"てくれたということだけで感謝なのです。(2021/8/14 H)
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8/12 新)ハリギリ
8/11 ミズキの実
8/10 ウワミズザクラの実
81)台風到来
b)やっと一週間が終わり、この森に行こうとするが台風10号接近中。雨雲が来る前にと出陣するも、すぐに降り出してきた。全くついていない。だいたい夏休みを何回キャンセルする羽目になったというのだ。来週も望み薄だ。まあ休んでも旅に出られないので、少しは許せはするが。雨の森を見ながら、しかし、来週の仕事をことを考えてしまうのだった。(写っていないけどかなり降っています)。というわけで短時間だったが、森はもう完全に秋。キツネノカミソリとシロヨメナが咲き始めた。(2021/8/7 K)
a) 昨日から台風10号で外出不可能。どうせコロナで遠出はできなかったし同じこと、とダラダラとオリンピックを見続けるが、気分は最悪。仕事の面倒ごとばかり考えてしまう(スポーツクライミング複合と自転車オムニアムとレスリングは面白かったけど)。午後、ようやく台風が通過。迷った末に、夕方にかけてこの森に向かう。この時間に行くのは久しぶりだ。雨上がりということもあるが、薄日とはいえ日の射す方向が違うので、森はいつもと違う姿に見える(写真では朝は左から日が射す)。森を歩いてやっと、少しずつ気分が回復した。しかし、明日は台風9号で、がっくり。(2021/8/8 D)
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8/3 新)クサギ
8/2 アキカラマツ(51) → 「02 この森の花たち」
80)真夏の涼
待ちに待った休日。というのも夏休みを入れてはキャンセルの連続だったのです。今朝は早朝からこの森へ。やはり夏は鬱蒼とした森が良いですね。照葉樹林帯の中を登っていきます。涼しいです。ちなみに葉が茶色くなっているのはケヤキのようですが枯れているようです。大木の一部だけ。病気でなければいいのだけど。まあこれだけの自然の中だから更新の一環と考えよう。森を抜けると秋の花がいっぱいです。ヤブラン、ヒズヒキ、キンミズヒキ、ヤブミョウガにセンニンソウ。いずれも去年見かけた花ばかりです。季節は何回も回っていく。(2021/7/31 E)
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7/26 カゴノキの実
<シリーズ笹>
7/30 玉原高原の笹(紅葉時と積雪時)→「山旅の想い出」22)ab
7/27 新)ミヤコザサ
7/25 新)クマザサ
7/24 南木曽岳の笹→「山旅の想い出」21)
7/23 新)アズマネザサ
79)夏本番の森
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7/20 アサギマダラ(蝶1)→ 「02 この森の花たち」
7/19 新)タマアジサイ
7/18 新)ネムノキ
78)梅雨明けの猛暑
かなり疲れた今週もやっと土曜日。豪雨・長雨の梅雨もやっと明けたと思ったら、猛暑です。例年だと、3000m級の山に天然クーラーを求めていくのだが、今年もそれもままならい。この森も、この暑さだと躊躇します。この森は、山に入ればすぐ照葉樹林で森の中を登っていきます。尾根に出てもしばらくは森の中です。いつもの目的地だけが、草地でその周りが落葉樹林(里山)です。野草の花の多くは、ここに咲いています。今日も、仕方ない行くかと一念発起して、暑い暑いと30分のコンクリート道を歩きます。森に入ると、しかしすぐ天然クーラーです。100m級の山ですから高度差というより森の涼しさです。尾根で森を出た草地はものすごい暑さです。花はヤブラン(7)とミズヒキ(8)とキンミズヒキ(10)くらい。→ 「02 この森の花たち」 去年もあった秋の花。そそくさとすぐ森の中に戻ったのでした。写真は、左に海を見て(かすかに写っているだけですが)。注目したのは、林床植生のササでした。竹や笹は種類が多くてみんな似ているので識別は難しいが、次のテーマはササにしようと思ったのでした。今日ざっと見ただけで3種類はありました。(2021/7/17 I)
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7/14 新)カラスノザンショウ
7/13 オニドコロ(50) 7/11 アキノタムラソウ(49) → 「02 この森の花たち」
7/12 新)サルトリイバラ
77)雨上がりの森
先週は「緊急安全確保」(レベル5)が出た当地は、久しぶりに晴れました。今日は九州で発令され心配ですが、2週間ぶりにこの森に向かいました。さすがに長雨で道がどろどろで足をとられ、えらく疲れます。暑いこともあったのでしょうが2週間のブランクもあるかもしれません。毎週2~4回(最近は土日だけ)のこの森通いを、コロナが終息するまでとずるずるともう1年半続いているのは、それはそれでよい運動となっていて、それが途切れたせいかもしれません。久しぶりのこの森は、ヤブランやアキノタムラソウが咲き始めなんだか秋の気配です。(2021/7/10 I)
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7/6~7/9 釧路湿原シリーズ(この森に行けなかったので代替)
・「山旅の想い出」20)
7/5 新)ヤマアジサイ
76)避難指示
a) 深夜2時頃にマナーモードのスマホがけたたましく鳴り響き「避難指示」(レベル4)、さらに「緊急安全確保」(レベル5)となった。やっと雨が一息ついたので、偵察に向かった。いつもの"この森"の横を流れるのが金目川だ。ここは河口近くだが、この上流が氾濫し浸水している模様だ。この付近も水位が上がり、危うい状態。森に入ろうとかとも思ったが、この山は土砂災害警戒区域となっていて自殺行為である。また今夜から次の雨雲が襲ってくる。街はいたって平穏だが、人身被害にならないことを祈るばかりだ。(2021/7/3)
b) 熱海の土石流、そしてこの森の「緊急安全確保」(レベル5)から一夜明けて、雨はバラバラ程度。このくらいの雨だったらいつもはこの森に突撃するのだが、さすが今日は近づくのは自重しよう。この森は、急傾斜ゆえに何度も斜面崩落が起きていることは、少し歩けば見て取れる。手持ちの写真はないが、谷筋には治山ダムの谷止工も施されている。山の周りは住宅が立ち並ぶので、土石流対策のためだ。もちろん、樹のない裸の山のと比べれば、写真のように根が張り巡らされているので、森にするのが斜面崩落のためには最も有効な方法だ。造林の目的の一つがこれだ。しかし、根も丸ごと持ってかれてしまうとひとたまりもない。■今回のような災害が起こるたびに、いつも思うのは自然災害にもっとも安全な場所はどこかということだ。山の近くは、土石流。川の近くは、洪水。海の近くは、津波。安全な場所は一つもない。いや恐らく一つだけある。それは、山の山頂だ。山が崩れるのは必ず斜面だ。しかし、山頂に行くには必ず斜面を通らなくてはならない。(2021/7/4 写真は6/26 J)
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7/2 新)アカメガシワ
6/30 ヤブコウジのつぼみ?
6/28 ヤマウコギの実
75)急斜面の森
梅雨の雨続きの中、今日は雨は上がったが重い雲で日は射さない。この森もどんよりムードで絵になりません。そこで森というより山の様子の写真にしてみました。この森は小さな山とはいえかなりの急勾配で、樹々は斜面に張り付くように生えているケースがほとんどです。比較的平らなのは尾根だけなんです。なので森の中にずんずん入ろうと思ってもなかなか難しい。歩けるのは山道だけ。理想的には平らに広がった森を自由自在に歩きたいところですが、関東平野などはほぼすべてが農地(→そして市街地)になってしまっているわけですね。ちなみに左に登る斜面はれっきしとた山道(登山道)です。このあたりは山の北側で、高い樹はケヤキやイヌシデ、カエデなどの落葉樹ですが、低木層はアラカシやスダジイなど常緑樹の幼木がたくさん育っています。右手前はカゴノキ。モクレイシとともに全国的には珍しい常緑樹です。(2021/6/26 J)
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6/25 ハコネウツギの花(写真は5/15)
6/24 新)セイヨウアジサイ
6/23 ヤブニッケイの花
6/22 新)フサザクラ
74)梅雨の倒木
梅雨の合間のひとときの晴れ間にこの森へ。日が射すのもほんの一瞬。雨の森というのも悪くはないが、こちらの気分も沈んでいるせいか(仕事で)、鬱陶しい感が勝ってしまう。ずっと雨が続いたので足場は悪いし、この写真の様な倒木も目立っている。この倒木は葉が付いていないので、枯れ木がついに斃れたのだろう。何か月前に斃れた樹にはキノコの温床となっていた。倒木も自然のめぐりの1コマなのだ。(2021/6/20 A)
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6/19 新)クスノキ
6/18 ヤマザクラの実
6/17 ネズミモチの花
<残念シリーズ>
6/15 ③新)ヒメコウゾ
6/14 ②新)ウメ
6/13 ①新)フジ
73)梅雨入り直前の青空
梅雨に入りそうで入らないうちに、例年より3週間は早く進んでいた季節も停滞した感じで、この森は平年通りの開花状況となったようです。今日は、ムラサキシキブの花が咲き始め、オカノトラノオ(ここの(4))が尾を揺らしていました。いずれも昨年紹介済みですが、日付を確認したら6月12日と17日でした。いよいよ来週は梅雨入りしそうなので青空は見納めかな。というわけで、写真は青空に映えたケヤキです。これは最近お気に入りの森の中の"自然のベンチ"(「この森の紹介」J-1)から正面を写したものとなります。(2021/6/12 J)
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6/11 ヤマウルシの花
6/10 (新)オニシバリ
6/9 ノイバラの棘
6/8 (新)クマノミズキ
6/7 トベラの花
6/6 (新)ガクアジサイ
72)空中庭園
待ち遠しかった土曜日、いそいそとこの森へ。梅雨に入りそうで入らない、今日も晴れでよかったが、森は季節の進むのが止まったのに戸惑っているのか、花は姿を消していました。ただアジサイの仲間たちだけ咲き誇っています。これはガクアジサイか、ヤマアジサイか、と悩み楽しみました。明日紹介しましょう。写真は、森の奥深くを望遠で写したものです。地上から5~10mぐらいある空中庭園です。赤いのはタブノキの新芽でしょうか。近寄りたかったけどとても無理なので写真で我慢なのです。(2021/6/5 I)
★この間の更新履歴
6/4 (新)ニワトコ
6/3 (新)サツキ
71)また梅雨の晴れ間
ずっと雨続きだったので梅雨入りしたものとばかり思っていたが、関東はまだだったんですね。ようやく今日は雨が上がりました。今年は春が3週間ほど早く訪れ開花が早く、夏の花も同様に早く咲いているようです。このままずっと前倒しされていくのかと思ったら梅雨明けは平年通りという予報です。ここで足踏みなのかな。写真は照葉樹林帯の中に入ったところ。谷沿いなので光が入ってきています。一見変わりのないように見えるこの森も1週間たつといろいろな変化もありました。日曜日に撮りだめしたものを少しずつ紹介していくというパターンが続きます。(2021/5/30 I)
★この間の更新履歴
5/29 ツルマサキの花
5/28 新)ガマズミ
5/26 新)ナワシロイチゴ
5/25 クサイチゴの実
70)梅雨の晴れ間に
一週間ぶりの晴天です。やはり天気の良いこの森は気持ちが良いです。先週ご紹介した夏の野草の花はひと段落かな。ヘビイチゴが実をつけていたのが目立つ程度でした。今日は天気に誘われて、落葉樹林帯の中に入ってみました。この森は急峻な山なので、森は斜面に張り付いていて道を外れると危険ですが、ちょうど平地の部分があったのです(狭いですが)。草をかき分け進むと探していたサンショウの実が見つかりました(左下)。まだ青いですが。サンショウは雄株しか見つかっていなかったのでヤッターて感じ。このあたり、サンショウの他にヤマグワとか有用植物が目立ちます。かつては農家の里山の森として手入れされていたのかもしれません。(2021/5/23 M)
69)春の終わり
★この間の更新履歴
5/14 タブノキの花
5/13 ヤマグワの実
5/11 新)ノイバラ
5/7 マユミの花
5/6 スダジイの花
5/5 ミズキの花
5/4 富士宮焼きそば→山旅の想い出の18)
5/2 オオアリドオシの花
68)スダジイ林から見下ろす
この森は、春から夏に向かい気持ちの良い季節。スダジイの森からは、見下ろすと崖下30mほどにちょうど登山道がみえます。この高低差でうまい具合に高木の樹幹を見ることができればいいのだが、そううまくはいきません。高木の樹幹にこそ花がたくさん咲いていているはずなのですが。(2021/5/1 I)
★この間の開花ラッシュ
4/28 新)ヤマツツジ
4/27 オオアリドオシの実
4/26 コゴメウツギの開花
4/25 マルバウツギの開花
67)照葉樹林の新緑②
今年のGWも素直にどこにも行かないこととした。無念ではあるが、ただこの森を彷徨うしかない。この森は今が一番、緑が綺麗なのだ。照葉樹もすっかり若葉に置き換わりみずみずしい。密にはなりようがないが、緑を求めて人も集まってくる。その中にヘルメットを装着した若い人を含む集団が何組かいた。重装備過ぎではないかと目で追うと、どうも森林ガイドツアーのようだった。これは何の樹と説明して歩いている。野草の花はひと段落したが、樹は花盛りだから、説明のしがいもあるだろう。写真のあたりは低木はアオキ、高木はアラカシが優占している。真夏になると濃い緑に替わっていく(2021/4/24 D)
★この間の開花ラッシュ
66)照葉樹林の新緑
新緑が美しい季節です。新緑と言えば、ブナ林をはじめとした広葉樹林が美しいが、一年中鬱蒼とした照葉樹林も新緑の季節です。今日のこの森では、カシの新緑を楽しんできました。写真の右手前がカシです。若い葉に入れ替わっていて、普段は濃い緑なのに黄緑色になっています。その奥の赤茶色は、枯れているのではなく、芽生えたばかりの葉のカシ。どれもアラカシと思われます。どうも背の低い若い樹の方が、若葉が多い感じです。美しい季節です。花たちも入れ替わっていろいろ咲いていたので、少しずつ紹介していきます。(2021/4/18 D)
★この間の開花ラッシュ
65)夏の装い
この森の野草の春の開花ラッシュは一段落したようです。森の落葉樹はすっかり葉を付け、常緑樹は若葉に衣替え。もう夏の気配です。(2021/4/11 A)
★この間の開花ラッシュ
64)新年度のごあいさつ
職場が変わっても、"この森"は変わりません。予想以上に忙しくなりそうで2日間務めただけでクタクタだが、いつものこの森で心をリフレッシュしてきました。ちょうどよい季節で、野草や樹木の花が咲き乱れ、嬉しい悲鳴。写真の整理が追い付かないので少しずつ紹介していきましょう。まずは、シャガの大群落。今が満開ですね。(2021/4/4 D)
63)今年度あと二日
今年度もあと二日。今の職場も明日が最後です。だいぶ前から判っていたのに、引継ぎに大わらわ。結局押し詰まってから残業である。というわけで本当は、紹介したい樹はいろいろあるが、新年度に入ったら入ったで時間が取れそうもないので、今日と明日のラスト2回は厳選します。まずは花ということで、やはりこの森はニリンソウです。満開でした。毎年よく咲いてくれることに感謝を込めて。「群生地の成長の様子は開花したら整理したいと思います」と前に書いたが、もうしばらくお待ちください。(2021/3/30 写真は3/26 H)
62)開花ラッシュの森
大雨の日曜日です。こういう日は外に出たくないけど、この森に突撃です。昨日は、一斉にいろいろな樹や野草の花が咲き出したため、それに夢中になり、ニリンソウのことをうっかり忘れていたのです。先週はかなり育っていて、もしかしたら満開状態かもしれないのです。雨を衝いてこの森に向かったら案の定、咲き乱れていました。ずぶ濡れになりながら撮影したけど、今一つかな。来週まで咲き残ってくれるだろうか。(2021/3/21 H)
★この間の開花ラッシュ(まだまだあるので今後アップ予定)
61)2層の森
おはようございます。今朝のこの森です。転勤を控えて、何事にも名残惜しい気持ちになるモードに入っていて、この上層部が落葉樹、下層部が常緑樹の冬のこの森の姿に、愛惜の情を捧げるのでした。(2021/3/17 B)
60)稚樹の森
この1年間はコロナで、どこでも大変だったでしょうが、2年間勤めた今の職場もいろいろあったもののそろそろ年季明け。次の職場はまだ正式には決まっていないが、今よりは忙しくなりそうです。この森にもそうは来ていられそうもないので、同定できていない樹を3月中に片付けておきたいのだが、難しいのばかり残ってしまった感じです。今日は諦めて、稚樹の話。この写真は急斜面で近年ガケが崩れたのでしょう。日が当たっていて特に条件が良いところで、稚樹が争って生えていました。こういう稚樹があちこちにあるが、何の樹か判断するのは難しい。花も咲かず実もならないので。しかしここに写っている稚樹は至る所にあって、見慣れたもの。アラカシに間違いないです。しかしよく似たシラカシではないかと問われると、何とも言えなくなってしまうのです。何故ならはっきりとシラカシと判明した樹を見つけられていないので。実物を比べることができればいいのだけど。まだまだこの森とは付き合っていかなければならないと思うのです。(2021/3/16 写真は3/14 I)
59)冬の雨の森
今日はかなりの雨、小降りの時を狙って懲りずにこの森に向かいました。でも冬の雨の森は、夏と違ってそう気持ちの良いものではありませんね。途中でかなり降ってきたので、すぐ引き返してきました。確認したいことがあったけど明日にお預けです。そうそうニリンソウの群生がかなり育ってきました。あっという間でしたね。そろそろ一斉に花が咲きそうです。今日は蕾だけ。群生地の成長の様子は開花したら整理したいと思います。(2021/3/13 H)
58)冬の照葉樹林の中
おはようございます。久しぶりの晴れたこの森のような気がします。春が訪れると、冬が名残惜しいような気にもなる照葉樹林の森の中。そういえば、結局この森に雪は積もらなかったな。(2021/3/10 I)
57)夜明けの森
この森はそろそろ春の気配。もうしばらくは遠出をせず通い続けよう。暗い雲から朝日が昇ってきた。(2021/3/1 写真は2/24 B)
56)ヤブツバキの森
今日は快晴。しかし寒いし、問題はすごい風。この森は、ごく低いが山であることには変わりありません。樹のない尾根に出ると北風に煽られます。始終ゴーゴーと森は悲鳴を上げています。しかし深い森の中は安全地帯。風を遮ってくれます。ただ花や葉の拡大写真は風に揺れて断念です。ヤブツバキが満開の森の中の様子だけご紹介しておきましょう。(2021/2/27 I)
強風で思い出した山旅の想い出→こちらの14)
55)痩せ尾根
おはようございます。昨日のヒレンジャクをもう一回見ようと、今朝はいつもより早く起きてこの森に向かいました。7時前には到着したが、すでに先客がいる。熱心ですね。しかし、今朝は15分ぐらいはいたが、全く鳥の気配がありませんでした。昨日は幸運だったんでしょうね。今日は仕事なので間に合うように戻ってきたのでした。写真は、痩せ尾根とよんでいる尾根道。再び冷えた朝の空気の中、朝日に輝いていました。(2021/2/24 D)
54)キーンと冷えた森
おはようございます。今朝のこの森です。寒さがぶり返したが、キーンと冷えた森の空気を、暖かい太陽の光が照らすのが、また格別です。ここに来ると萎えた心と身体がリフレッシュします。そして季節は巡り、そろそろ春の兆候を探するが楽しみにになってきます。(2021/2/19 D)
53)幼樹の森
おはようございます。今朝のこの森です。まだまだ寒いが、照葉樹たちは精一杯に光を浴びています。道の両側に目を凝らしてみると分かるだろうか。冬の間は草はなくなるが、小さな幼樹があちこちで芽生えている。昨日のナギはこういうところに生えていたのです。幼樹はそれこそ葉しかないので識別が難しいですが、いろいろな種類の樹が芽生えています。その中でも今朝は特徴のある幼樹を見つけましたので、仕事後に紹介しましょう。(2021/2/10 I)
52)夜の会議の翌早朝の森
おはようございます。昨日は夜遅くまで会議だったので、早朝のこの森の爽やかはひときわ身に沁みます。(寒いけど)。この先に、このところ定番の樹の根っこにある"自然のベンチ"があるのです。(2021/2/3 I)
51)またまたイノシシの森
おはようございます。今朝、やっと雨があがりました。晴天のこの森も、ずいぶん久しぶりです。常緑の葉を愛でながら歩きます。が、私の知らない種があるはずなのですが、みな同じような葉に見えます。今朝は帰宅時間が決まっているので、収穫なしかなと山の斜面を降りていたら、大きな音とともに突然現れたのです。イノシシです。今季2回目。この写真の右から左へものすごい勢いで駆け下っていったのです。写真ではわかりにくいのですが、この斜面は相当の急斜面で、ヒトはロープがないと降りることができません。あっという間の出来事でしたが、その圧倒的なスピードには感嘆しきり。偶然、それにぶつかったらひとたまりもないなあと、思ったのですが、同じような確率で車と衝突するのと比較してみると、車の方がはるかに数が多いのです。車に一層注意しながら帰途を急いだのでした。(2021/1/29 A)
50)真冬の森(西の谷)
冬はこんなに寒かったろうか、寒さに凍える毎日だが、日が射したこの森の照葉樹林は青々としていて気持ちが良い。冬にこそ自己を主張しているようだ。(2021/1/18 E)
49)朝焼けの森
今朝7時の極寒のこの森、朝焼けです。日の出のほんの数分間、落葉樹(正面はイロハモミジ)の枯葉が、真っ赤に色づいた瞬間です。このイロハモミジはちょうど茶色の状態なので、真っ赤になったのでしょう。太陽の照明効果は凄いものですね。(2021/1/13 A)
48)真冬の森(尾根道)
夜遅くなってしまったが、今日のこの森です。ちょうどお昼ごろの尾根道。ここはケヤキの巨木が多く上方は完全に葉を落としているが、常緑樹の緑が鮮やかです。タブノキやツバキ、下層のアオキなどは濃い緑だが、ここで目を引いたのが新緑のような正面の黄緑色。てっきり黄緑色は落葉樹と思い込んでいたのだが、常緑樹もあること知った。この黄緑はカゴノキだった。カゴノキはこの森ではよく見られるがこの地方では珍しいとか。(2021/1/10 A)
47)真冬の海
真冬のこの森も、日が射すと少しは暖かく感じる。じっとしているとダメだけどね。落葉樹の向こうに海が臨めるのも冬だけのこと。大島がはっきりと見える。大島は少しは暖かいかな。(2021/1/9 D)
46)極寒の朝
緊急事態宣言発令の朝。ちょうどテレワークの日で、昨晩は帰宅が遅かったが、いつも通りに起きて氷点下の夜明け前に"この森"へ。日の出時刻には太陽は雲に隠れ、寒く暗いこの森。手も凍えてシャッターも押せない。その時、一瞬だけ太陽が顔を出す。森が待っていたように一斉に輝いた。(写真よりずっと輝いていた)(2021/1/8 E)
45)初日の出
あけましておめでとうございます。初日の出は"この森"で、とも思ったけど、海に行ってみました。すごい人ですね。今年もよろしくお願いします。よい年になりますように。海からではなく房総半島から昇るんですね。いつも雲がかかっています。海から昇る日の出も見てみたいです。(2021/1/1)
44)三色の森
この森の紅葉ももう最終盤、ほとんど葉を落とした中でなぜか残っていた、この黄-緑-赤。何気に撮ったのだが、これが問題写真なのです。黄色はこのあと紹介するけどヤマブキでした。ヤマブキはあんまり色付かないのもあるんだけど、これはいい色です。そして赤が問題。望遠でみると何と針葉樹なのです。紅葉する針葉樹ってメタセコイアぐらいしか知らないのだが、自生しているわけがない。明日もっとよく見てみよう。(2020/12/25 B)
→その後メタセコイアと判明した。
43)朝日の瞬間
おはようございます。今朝の"この森"です。6:53。日の出直後の一瞬の輝き。海から昇った朝日が山の斜面に届き、日の出直後だけオレンジ色に輝くんです。ほんの3分間ほどの出来事です。(2020/12/23 B)
42)実りの森
だいぶ葉が落ちたけどまだまだ紅葉が楽しめる"この森"です。防寒着をしっかりまとい(雪山用(^^♪)、今日も行きます"この森"へ。日光もたっぷりぽかぽか陽だまりハイキング、というのは、ここしか行けないので負け惜しみかな。おおここにも赤い葉が、と思ったら木の実でした。何の樹だろう。近づこうにもぐるっとひと回りしたけど道がなく、行けません。イイギリっぽいけど、葉も落ちているし皆目わかりません。芽生えの季節を待つしかないな。後ろに見えるのは、相模大山です。(2020/12/20 J 400mm望遠)
41)夜明けの森
今朝のこの森です。6時56分、日の出後数分だけ楽しめるオレンジ色の世界。■ところで、恒例の正月家族旅行の中止は随分前に決めたが、予約金方式で返金は望めないので、宿のキャンセルはせずに粘っていた。幸いに、というのは不謹慎ではあるがGO TO停止により、交渉したらすぐ返金してきた(国の半額補償は予約金の返金が条件)。それは良かったのだか、何を思ったのか、振り込みと現金書留の二重で戻ってきた。勿論連絡したが再返金するのも面倒くさいことだ。まあホテルも混乱状態なんだな、コロナが終息したら泊まりに行かなきゃな。(2020/12/18 A)
40)いよいよ冬の森
おはようございます。いよいよ冬ですね。寒~い。でも眩しく、幻想的な今朝のこの森でした。(2020/12/16 I)
39)またまた紅葉の森
この森は、こんなに紅葉するんだったけ、と驚きをもって今日も歩いてきた。イロハモミジがそれなりにあるなあとは、夏の間に感じていたが、こんなにあったんだ。この森はそもそも照葉樹林帯だ。紅葉の名所でも何でもない。ここ北側もスダジイなどの巨木はないけど下層はアラカシ(左側の緑など)やアオキ、モクレイシといった常緑樹が優占している。それでいてこの紅葉だ。もしかしたら、今年は全国で紅葉絶頂の年だったのかもしれない、と若干の無念(コロナ!)も抱きながら、楽しんできた。(2020/12/13 G)
38)紅葉はいいねの森
今日もこの森の紅葉を楽しんできた。例えば、これは山の北側で照葉樹林がまだ発達していない二次林だが、イロハモミジが多く並んでいて見事だ。右上の赤だけでなく、左下の方にずっと黄色が続いていて、隣の山も見える。まあ正面の太いコナラの幹が邪魔だし、この森の下層は照葉樹で全面が真っ黄色に染まることもないけどね。そういえば、、とかつての山旅を思い出す。あれは4年前だったか。大菩薩嶺の南端の滝子山。全面紅葉の中を歩き、あれから山に嵌ったのだった。滝子山の写真を探してみよう。→こちらの11)(2020/12/12 J)
37)5段重ねの森
関東は、この季節にしては珍しく曇り続きだが、そう冷えてはいないので、この森の紅葉はずいぶん長く続いている感じだ。こんな、違う種類の樹の葉が「5段重ね」になっているのが見分けられるのも楽しいものだ。手前からモクレイシ(緑)-タブノキ?(緑)-イロハモミジ(赤)-ケヤキ(黄)-ムクノキ?(濃黄)かな。?はあてずっぼう。明日、確かめてみよう。(2020/12/11 E)
36)紅葉本命の森
おはようございます。労働基準法を順守するため今日はお休み(年5日以上の有給休暇。今日が4日目)。山旅ができなかったので休む機会を失っていたのだ。というわけで、今日も"この森"。この機会にこの森の紅葉をまとめておこう。11月に入るとケヤキが黄色くなり、中旬にアカシデやウルシ類が赤くなり、ケヤキも赤くなっていく。下層もイヌビワの黄色も目立つようになる。11月下旬が終盤かと思ったら12月に入って本命のカエデ類が色づき始めた。意外だったのは落葉樹林帯より照葉樹林帯の方が紅葉が多いのだ。そもそもの樹の密度が違うのだろう。写真は、今日の尾根筋。照葉樹林帯だ。黄色がイタヤカエデで赤がイロハモミジ。カエデ類は流石に鮮やかさが違う。しかし、もう一種、カエデではなく鮮やかな赤の樹が何本か見つかった。こんな樹があったんだ、後ほど紹介しましょう。→こちら(2012/12/7 A)
35)朝日の射す森
おはようございます。中4日も開けてしまった"この森"。テレワーク前の早朝散歩もずいぶん久しぶりの感じだ。6:50、ちょうど朝日が射し込んで幻想的な森を演出していました。(2020/12/4 B)
34)眩しい森
この森はもう冬だ。照葉樹林帯の真ん中は、紅葉はない代わりに緑が眩しいくらいだ。ちょうど朝日が森を眩しく照らす。冬だからこそこの光がありがたい(写真的には逆光なんだけど)。(2020/11/28 B)
33)イノシシの森
小さな地域な小さな課題である。だがここ数週間、この地域の各町が頭を悩ませていた問題があった。それが今夜のリアル会議で解決した。コロナで宴会禁止令が出ている中、しかし関係者で祝杯を挙げないわけにはいかない。私は半年ぶりの酒だったが、この美味いこと。至福の祝杯だった。しかしここでその中身を話すわけにはいかないので今日遭遇した別の話をしたい。
■今日はテレワークだった。しかし夜にリアル会議が飛び込んできた。夜の出勤かあ仕方ないか、と気を取り直すため早朝の"この森"散歩に向かう。住宅街に隣接するこの山は休日には子供たちも沢山。今朝も散歩の人が何人もいる。この季節、落ち葉でガザゴソ、人が近づいてくるのがよくわかる。のコナラの紅葉というか、枯葉の姿を記録しておこうとカメラを構える(→コナラの16))。実がなくなっていたコナラだ。イノシシが食べるわけないと、先日呟いた。するとガサゴソ音が聞こえてくる。また人が登ってきたかな。撮影していると通行の邪魔になるので、避けなければならない。音のする方向(写真の登山道は手前で直角に右に曲がっていてその先)に目を向けると、何とイノシシだった。よく太った大きな成獣だ。
大型動物との遭遇は、2年前の八幡平での親子クマとの出会い頭以来だ。本能的に体が硬直して、構えていたカメラを向けることはできなかった。ハンターから聞いたことがある。クマに会ったときは対処法が色々あるが、イノシシはどうしようもない。基本的に憶病な動物だけど、イノシシはその時の気分次第なので一番怖い、とか。しかし、このイノシシは、悠然と登山道を離れ、森の中へ入っていった。全くこちらのことは気にせずに(クマの時は、こちらを見つめ何か考えていたようで、その上でプイっと目を背け反対側に去っていった)。
シャッターチャンスを逃したのがつくづく残念だったが、しかし大型動物に出会ったときに硬直してしまうのは、そもそも所詮筋力と体力に劣る動物であるホモサピエンスが何百万年もの間に培ってきた本能なのだ。それをここ数千年の思い上がりで人類はここまで来てしまった。この本能は大切にしなければならない、とつくづく思い、夜のリアル会議のための事前準備にはげんだのだった。ただし会議の成功とイノシシには何ら関係はない。(2020/11/27 A)
<写真解説>
昨日は、インフルエンザワクチンを接種し、大事をとってすぐ寝てしまったので(10時間以上眠ってしまった)、一日空いてしまったたが、イノシシと出会った場所を先ほど確認してみた。この坂の上に私はいた。イノシシはこの坂をまっすぐ歩かず右の斜面を登って行ったのが見えた。枯葉の音が大きくしたので、左の急斜面から来て登山道を横切って右側の急斜面を登った可能性が高い。人の歩く道を分かっていて、避けているのかもしれない。明確な足跡は見つからなかった。■車にぶつかるよりは確率は低いだろうと、今日この森を歩いたが音には敏感になる。たいてはヒトの出す音だが、山の逆側のまず人は来ないエリアの急斜面を下っていたらまた、音が聞こえてくる。人ではない。げげ、またイノシシ?と身構えたら、キジバトが慌てて飛び立っていった。キジバトはこの森にはたくさんいる。(2020/11/29 A)
■2年前のツキノワグマとの遭遇のつぶやき抜粋→
このサイトの「山旅の想い出」の(10)
この時はこれ以外にも自然の驚異満載(=危険一杯)の山旅だった。いつか記録としてまとめなきゃと思いつつ全然できない。
32)照葉樹林帯の紅葉
コロナ拡大により、毎年恒例になっていた学生時代の同窓忘年会も正月家族旅行もともに中止決定。思えばこの三連休が曲がり角だったかもしれない。すごい人出のようだったからな。もういい加減勘弁してくれという気持ちもわかるけど。自分は三連休を過ごした"この森"に満足。紅葉期ならではの発見が沢山あったので。多すぎて写真の整理が追い付かない。仕事も忙しくなってきた(直接因果関係はないが)ので、今日も定点観測は諦め三連休の秋の風景の一枚。照葉樹林帯の緑からから見える海。ケヤキなど色づく樹も散在する。子どもも多かったが、森は広いので密にはならない。(11/26 B 写真は11/22)
31)草地の紅葉
テレワークの残業というのも疲れる。なかなか慣れないものだ。読書の時間はあと1時間だけか。なので今日も1枚だけ。連休中の"いつものベンチ"。ここは草地なので真っ黄色だ。このあたりはイヌビワが特に多い。夏と秋と冬の写真を並べて比べてみるのもいいな。このページの(1)の写真が同じ場所です。(11/25 F 写真は11/21)
30)紅葉の照葉樹林?
待ちに待った週末、しかも最高の天気になりそう。次はあの山に行こう(日帰りだけど)と登山地図と睨めっこしていたら、明日は臨時会議があるとのお達し。真昼間の1時間足らずのオンライン会議とはいえ、山の上から参加するわけにもいかない。オンライン会議ができるようになって安易に開催しすぎるような。■気分を晴らすため今朝ささっとこの森へ。照葉樹林帯でなぜ紅葉かの謎が気になるのだ。写真は、この森の照葉樹林帯の中核地。朝日に輝き黄色になっているが、個々の葉は緑だ。やはり日光の当たり具合なのか。しかし真夏にこういう色には絶対にならない。明日はオンライン会議といえども、この森なら行けるのだ。(2020/11/13 B)
29)紅葉の森?
おはようございます。今日は久しぶりのテレワーク(近頃少し立て込んでいたのです)。いそいそと早朝の"この森"散歩。6時半です。いつの間にやら、この森は、紅葉で真っ赤に色づいていたのでびっくり。ここから見える森は照葉樹林帯なのでそんなはずはないのです。その真相は仕事が終わったらお話ししましょう。(2020/11/11)
→続きはこちら
28)自然のベンチ
a)今週末も山旅(日帰)に行くつもりだったが、明日の早朝から色々立て込んでおり自重。もう自分の庭みたいになっているこの森でまったりする。2時間や3時間はこの森でのんびりしてしまうのだ。寒くなっていくると特に日が差してくるとありがたい。最近のお気に入りは、このムクノキの根元の自然のベンチだ。ちょうど具合よく横方向に根が伸びていて(写真に水平に置かれているように見える根は固定されているのです)、ぴったりと腰掛けることができる。周りは常緑樹に囲まれているが、日が当たる。そして、前方には、、、。
b)ムクノキの自然のベンチに座って目の前に広がる風景です。正面にはケヤキ。その奥には、モミやアラカシの照葉樹が広がっている。下層植生も豊かです。写真には写らないが、その向こうには海が見えるのです。ここは低山ながらも頂上(尾根)の直下。日も差していて、もう冬が近いのに、すがすがしさも感じるのです。(2020/11/8 I)
27)よい季節の森
おはようございます。今朝の"この森"です。たまには他の森を訪ねるのもいいな(→山行記録)。他流試合のように他を知ることで、"この森"の良さをより感じることができる。この多様な緑だ。写真では26そうかわらないが。森の位置はだいぶ違う。春とともに、今が一番良い季節。(2020/10/28 I)
26)秋でも変わらない?照葉樹林
久しぶりの晴天。幸い今日はテレワークだったので早朝森散歩。朝日に照らされた照葉樹林は気持ちが良いです。このあたりは低木を含めて照葉樹ばかりなので、真夏と全然変わらない。と、感じるのは気のせいなのだろうか。真冬にはどうなるのだろうか。(2020/10/21 E)
25)秋雨の森
今日は一日、雨。そして雨の森こそ美しいのだ。低山なのにこの山には霧がかかってくる。それはでも数分のこと。霧に囲まれ、霧が消えるの繰り返しだ。ケヤキはまだ紅葉していないが、葉が裏返って白く輝いている。こういう時こそ、熱いコーヒーが飲みたいものだ。次は、愛用のアルコールストーブを持ってこよう。(2020/10/17 H)
24)秋の装いの照葉樹林
今日は人間ドックだったが遅めのスタートだったので、朝食抜きで"この森"へ。腹が減ってあまり力が出なかったが、行ってよかったと思う。台風一過で森の姿が一変していたのだ。写真は照葉樹林帯なので、紅葉ではない。スダジイの葉の裏が、うまい具合に朝日に照らされ黄金色に輝いているのだ。しかし秋になると照葉樹林といえども一部の葉を落とす。そして台風の強風で相当の葉を落としたようだ、この地点からは一週間前までは海が見えなかったのだ。森は、着々と冬支度を始めている。ちなみに左下の緑の葉はおなじみのモクレイシのようだ。(2020/10/12 I)
23)スダジイの森
"この森"に半年間、週3~4回通ってみて、落葉樹林帯(二次林)に比較して照葉樹林帯に奥深さを感じる訳の一つに、圧倒的に樹の種類が多いという点があるとことがわかってきた。最初は巨木が多いせいなのだろうと思ったが、それだけでなく高木層-亜高木層-低木層と何段に重なっているせいなのだ。落葉樹林帯はその点、スカスカだ。今日はちょうど高木層を横から眺めることができるスポットを見つけた。写真は森の上半分なのだ。見えている大きな木はいずれもスダジイで高さは15mくらいはあると思う。その上半分の8mくらいが写っている。この下の崖7mを降りることもできそうだったが、今日はやめにした。次はロープを持ってくるかな(冗談です)。(2020/10/4 I)
22)秋の日に照らされた森
このところ雨続きだったが、久しぶりに日が差してきた。ちょうど尾根から降りていたところで、振り返って見上げたら、ちょうど日が当たって緑が輝いていた。照葉樹林帯の端っこで、ここらあたりは若い樹が多い。ところで左側の太陽の右横に写っている緑は何だろうか。これはレンズに埃がついていたのかな(2020/10/3 B)
21)元人工林の森
結局、この4連休もどこへも行かず、というか"この森"三昧(+ゲーテ←思いのほか面白い)。天気も悪かったしね。この森の一本一本の樹を見始めると、しかし、きりがないことがよくわかってきた。高木層は主要な樹が何となくわかってきたが、400mmの望遠でも見極めがつかない。例えれば、クラスの目立つ子の名前が何となく言えそうだが、呼んでみなければ合っているか確信がない状態。さらに目立たない子や特徴のない子は皆目見当がつかない。低木層はさらに混乱状態で、高木になっていく樹の幼樹がかなり混ざっている感じ(カシ類が多い)で、幼樹は図鑑にも載っていないので判断がつかないのだ(鳥もそうだけど)。というわけで、定点観測の新規追加は4日間中断のまま。仕方がないので、今日は初めて紹介するエリアの森。この森の裏(北東)側。右がズギ・ヒノキの元人工林。左が谷で沢となっている。低木層にはカシなどの照葉樹林が続々と育っている。森の美しさという点では他のエリアに劣るが樹木観察としては興味が尽きないのだ。(2020/9/22 K)
20)ゲーテの森
昨日の"この森"。この4連休は久しぶりに山旅にとも思ったが、"この森"にもう少し付き合うことにした。例えば、ここがこの森の照葉樹林帯の中核地だが(目の前は崖になっている)、何の樹が全然わからない。ゲーテならば、この崖を強引に降りて行って調べていたのだろう。植物を求め、岩石を求めて、危険を顧みず山頂めがけて突撃したなどのエピソードに事欠かないのだ。ちょっと真似できないなあ。私は400mmの重い望遠を持ってこようと思う程度。(2020/9/20 A)
19)初秋の雨の森 谷の落葉樹林
もう秋ですね。雨が降ったりやんだりの今朝は、雨の時の定番の東屋(→3)に久しぶりに行く。定点観察を始めてからは初となる。このあたりはもともと人工林の杉林で、だいぶ混交林化(まずは落葉樹が混ざる)が進んできているが美しくはない。が、初めて見る樹も多い。雨がいつ降りだすかわからないので山頂へは行かず、北側の落葉樹林帯の中腹をぐるりと回る。巨木の多い照葉樹林帯とは違って、高い樹はあまりない。薄い緑はよく見るとイロハモミジが多いようだ(写真)。記憶だと紅葉は大したことはなく色づかないで終わる樹も多い印象だが、個々の樹をしっかりと見たことがないので、晩秋の定点観察が楽しみだ。■今日で定点観察のための全道踏査が完了した。高木層の樹で葉に手の届く樹を主に探したのだが、数は少ない。例えばケヤキ、クヌギ、クリあたりの大木は確実にあるのだが、観察適樹はみつからなかった。そして中小木層にまだまだ分からない樹が多い。歩いていて何の樹かわかるようになったのはまだ1割ぐらいだろうか。現在、定点観察に掲載したのは15種。この森の把握にはこの10倍は必要という勘定になる。(2020/9/12 G)
18)初秋の森 落葉樹林帯
九州の台風が心配だが、当地は良い天気で今朝もまたまた"この森"へ。酷暑の中でこそと鬱蒼とした照葉樹林帯ばかりに足が向いていたが、秋の風に誘われて今日は森の北側の落葉樹林帯に向かった。冬になるとこの辺りの樹は葉を落とすので違いは歴然なのです。夏でも薄いグリーンでやさしい感じ。これらはカエデ類です。しかし最近の定点観察で少しは目が肥えたのか、低木層をみるとアオキやヤブツバキたけでなくアラカシも多いではないか。モクレイシすらある。照葉樹林が育っているのです。何十年もするとここも南側と同じ照葉樹林帯になるのでしょう。野草や野鳥は落葉樹林帯の方が多いので、寂しい感じはするが、この森の本来の姿に戻るということなので見守っていくしかありません。(注)南側は江戸時代に社叢林として守られたが、北側は伐採されたと言われています。スギの人工林も一部残っています。(2020/9/5 J)
17)海の森 その2
今日はテレワークなので早朝この森へ。6:24。もう秋空ですね。だいぶ空気も澄んできて、海もよく見えます。今朝はある目的もありました。カヤの木に匂いはあるのか。どんな匂いがあるのか。(2020/9/4 A)
16) 海の森
コロナが想定外に長く続く中、この森の「定点観察」も始めて1か月。現在9地点(=種の樹)。よく調べてみると沿海部に多いとされる樹が良く見つかる。この森は海の近くの森だったことに気付く。長く続けて100種を目指すかな。(2020/9/2 B 写真は8/30)
15) 残暑の森 東中道(東道バリ)
a)今日は休日なので、この森をゆっくりと散策。普段はほとんど歩かないルートを登ってみました。バリエーションルートってやつですが、遠回りになるだけでしっかりとした道はあります。人は全然いないけど。だんだん判ってきたのは、この森は純然たる照葉樹連帯と雑木林(二次林)帯と人工林帯のエリアがあるんだけど、微妙に混ざり合っている感じです。今日の道は、照葉樹の低木の代わりに竹があって高木は照葉樹。見知らぬ樹もたくさんあって何点か定点観測樹を定めました。同定できていないので、また明日、再確認です。(2020/8/29 I)
再びバリエーションルートを登り、天然のベンチを発見。この場所は頂上近くの小さな尾根道になっていて、風通しもよく心地よいです。背もたれ付きで昼寝にももってこいです。しばしうつらうつらしていました。ちなみにこの天然ベンチは恐らくイヌシデです。下層植生は、ここより下は竹が多いです。
b)微睡みながら見えていた光景。照葉樹林帯だけど若い森のようです。通る人もあまりいないようで、道にも草や若木が生えてきています。森のただ中にいるという感じでした。(2020/8/30 I)
(14) 猛暑の森 西道
今日も懲りずに"この森"へ。昨日よりは早いがもう猛烈な暑さ。やっとのことで森に入って、8:28、ほっと息をつく。この山を登る道は主なものだけで、A 東道 B 女坂 C 男坂 E 西道 G 北道 Hケヤキ道がある。これにD尾根道 F いつものベンチを加えると概ねの位置を分類できる。それぞれ林相が違いそれを突き止めるのが大きな課題なのだ。このうちE(西道)が最もなだらかで、いつも下りに使っていた。今日は珍しくこのEを登る。いいではないか。照葉樹林帯。ここが最も深くて涼しい。(2020/8/16 E)
(13) 猛暑の森 尾根道
朝行けば、それなりに涼しい"この森"です(若干負け惜しみ)。今朝の9:05、ちょっと出遅れたかな。明日はもっと早く来よう。
コロナがなかったら、今頃は岩手山か、(この山はハードだから)最悪でも岩木山か森吉山に登っているばすだったのに。いや今夏は暑すぎるので、北アルプスの唐松岳か燕岳にしてたかも。最低でも美ヶ原か霧ケ峰の天然クーラのもとにいたはずだ。あるいはテントで瑞牆山か甲斐駒ヶ岳/仙丈ケ岳にしていたか。でもいいのだ。しばらくは近くの"この森"で楽しめば。毎日会うとだんだんと分かってくるのは人間だけではない。この森の樹々たちと少しずつ親しんできた感じがする今日この頃です。(2020/8/15 D)
(12) 梅雨明けの深い森
この梅雨明けの暑さなので、深い照葉樹林に涼しさを求めた。この森の照葉樹林の中核地になる。しかし、この照葉樹林を写真で捉えるにはまだまだ修行が必要だ。(2020/8/2 B)
(11) 見上げると
もうこのまま梅雨が明けないかと思われる関東。先日の日曜、つかの間の一時間だけ晴れたときの写真を、慰めのため見つめていた今日はテレワークの日。これは"この森"のいつものベンチから見上げて何気に撮ったもの。写真を見ていて、ところでこの葉は何の樹だろう。いくつかの樹が混ざっているようだが。始業前に、確かめに"この森"に向かったのだった。すべては、ここから始まった。この森の「定点観察」の始まり。(2020/7/26 F)
(10)照葉樹林の奥深さ
この森は意外に奥が深い。面積は狭い。麓から30分も登れば尾根に出てしまう。この狭いエリアに散策道はたくさんあり、南側だけで5本もある。この森はもう見尽くしていたと思っていた。今日は森を撮影することに集中し、撮影ポイントを探してみた。しかし森を写すのは難しい。なかなか絵になるような場所はないのだ。森の中から写すのがベストだと思った。そこで気づいたのは、散策道では<森の中>とは言えなのではないか。もっとも急傾斜の個所が多いので道を外れるのは危険だが、一歩だけ踏み入れるだけで無限の撮影ポイントが見つかるはずだ。新たな楽しみを見つけてほくそ笑んだが、急に雨が降ってきたので、今日は道から森を見下ろす角度で撮るのに留めた。この個所は照葉樹林の地帯だ。江戸時代以降の伐採がされおらず、古くからの自然林が残されているといわれる。中央左の遠くの木々の幹のグニャグニャ感が、森の古さを表しているのか。まだまだこの森の神髄に触れるには先が遠い。(B)
(9)尾根の森のグラデーション
この森のグラデーションが好きだ。濃い緑と薄い緑が混ざり合っている。濃い緑は常緑広葉樹(照葉樹)、明るい緑は落葉広葉樹だ。関東の森は落葉広葉樹が中心で、カシやシイなどの常緑樹はあまり見かけない。しかしこの森の南側の斜面は、アラカシやスダジイやタブノキなどの常緑樹が優占している。濃い緑の暗い森だ。しかし山頂付近は明るい落葉広葉樹も多くなる。確認できただけで、ケヤキ、ムラサキシキブ、ウツギ、ムクノキと多彩だ。新緑が美しいのは、もちろん落葉広葉樹だが(ちなみにブナはこのあたりは標高1,200mを超えないといない)、常緑広葉樹の混ざったグラデーションも趣がある。(D)
(8)雨上がりの谷の森
この森はいろいろなことを教えてくれる。昨日は午前中は大雨だったので、雨が上がった後にこの森に入った。雨上がりの道はぬかるみ、相当降ったことがうかがわれた。このぬかるみだと危なそうなので、いつもと違う傾斜が緩やかな道を降りてきた。写真の谷筋の道だ。ところが、道が大洪水を起こしているのだ。雨がやんでから2時間は経っている。この水はどこから来たのだろう。この山は都市(平野)にポツンと隆起している小さな山だ。尾根はすぐ上にある。他の山から流れてくることはない。この周りの森から来ているのだ。森が雨を貯め、少しずつ流していく。今日は朝から晴天だった。午後、同じ場所に行った。水はまだチロチロと流れていた。(E)
(7)雨の森
本降りの雨の中、今朝も「この森」へ。レインウェア完全装備だ。これだけ激しく降ると、まったりはできず、そそくさと戻ってきた。テレワークの開始時間には、まだ時間がある。この夏、やっぱり遠くに行けそうもないので、「この森」としばらく付き合うしかないな。コロナも続くし、梅雨もまだまだ続く。(H)
(6)木漏れ日
この森は日々、千変万化だ。雨つづきの毎日、今朝もレインウェアで家を出る。幸い森に入るころには雨はやみ、突然、日が差してきた。久しぶりの太陽だ。森の姿は一変した。木漏れ日が、こんなに新鮮に感じられるとは。数秒後には日は姿を消したが、その一瞬の木漏れ日の美しさよ。木漏れ日は、地面をまだらに照らしているだけではないのだ。森の木々の幹や葉もまだらに照らしている。森の美しさは、この木漏れ日のために一層引き立つことに、気づいたのだった。木漏れ日の森を風が抜ける。いい気持ちだ。(A)
(5)霧の森
この森は、晴れの日も雨の日も、嵐の日も雪の日も、居場所を提供してくれる。山には雨がつきものだ。登山口で晴れていても数時間後には雨になることはよくある。天気予報が晴れであってもだ。レインウェアは必ずリュックに忍ばせておく。天候が急変しても慌てず、それを幸運と思えばよい。雨の森ほど美しいものはないからだ。唯一困るのは、休憩や昼食だけだ。岩場の陰や大木の下に隠れるしかない。避難小屋があればこれに勝るものはない。今朝も雨は降らないはずだった。しかし、いつもの道を登る途中で雨が落ちてきた。レインウェアを羽織りながら、いつものベンチまで行くか悩む。この雨では座れやしない。だが、この森にはあづまやがあるのだ。尾根道の途中で右に折れる。あづまやが見えてきた。大きなケヤキのある広場だ。このあづまやでまったりしながら降りしきる雨を見つめ続ける。(H)
(4)けやき
あづまやからは大きなけやきがみえる。晴れの日のけやきも素敵だ。(H)
(3)あづまや
雨の日はあづまやに腰を下ろす。霧に囲まれた木々も美しいと思う。ちなみに森の中を歩くのに、傘はいらない。木々に邪魔されて傘を差せないという事情もあるが、木々の葉が屋根になっていて雨を遮ってくれるからだ。(H)
(2)もみの木
休みの日と週2回のテレワークの日には、必ずこの森を朝、訪ねるようになった。コロナの3か月で50回は超えるだろうか。森にはいくつもの道があるが、だいたい同じ道を行く。でも必ず新しい発見がある。もちろん季節が変わって咲く花が変わったり、天気による変化もあるが、前日気づかなかった同じものに、今日は気づいたりするのだ。ある日、ふと見上げたら素晴らしい木があった。モミの木だった。モミの木はかつて丹沢に豊かな原生林があったというが、今はほとんど枯れてしまっている。公害に弱いのだ。そのモミの木が立派に生きているのを知り嬉しかった。(2020.6 A)
(1)いつものベンチ
この森は、山でもある。自宅から1.9kmの入り口から一気に高度差135mを登る。距離でいうと500mに過ぎないが九十九折の坂道を5回も曲がると汗が出てくる(A 東道)。ほんの20分足らずだが、侮れない。標高差135mの10回分で、日本のどんな山でも登れるのだ。山頂で一息つき水分補給。この森がこのピークだけしかなかったら何度も来ないだろう。ここから1kmに及ぶ尾根歩きが待っているのだ(D 尾根道)。照葉樹林を降りて、次のピークを巻いて(このピークが168mの最高峰だがここは見どころがないのでいつも行かない)、橋を渡りやせ尾根を過ぎて広葉樹林の尾根を歩く。軽いアップダウンの快適な尾根歩きが20分。汗も引いてくるが、最後の登りが2回待っている。この最後の登りが絶妙なのだ。あと一息。再び汗を出して、秘密のベンチに向かう時の到達感。標高160mの誰もいないベンチでまったり過ごす気分は最高である(Fいつものベンチ)。自宅から往復2時間、11,000歩のプチプチ登山でもあるのだ。(2020.6 F)
注)A 東道 B 女坂 C 男坂 D尾根道 E 西道 F いつものベンチ G 裏女坂 Hケヤキ道 I 東中道 J 裏男坂 K裏東道